ゲットバック 人質奪還


 2018.4.20      最新機器を駆使する殺し屋 【ゲットバック 人質奪還】

                     
ゲットバック 人質奪還 [ スコット・アドキンス ]
評価:2.5

■ヒトコト感想
警備員の仕事をしつつ、ひとり娘のカーリーと平穏な生活を続けてきたトーマス。不運なことに家に強盗が入ったことで素性が知れわたり、武器商人のクーパーに狙われることになる。まずトーマスが普通の警備員にしては筋肉隆々でたくましすぎる。そして、強盗を返り討ちにしてしまうほどの強さをもっている。このあたりでトーマスが普通ではないと気づく。

実はトーマスはFBI捜査官で、名前を変えて平穏な生活をしていただけだった。連れ去られた娘を取り戻すため奔走するトーマスと、クーパーに雇われた怪しげな殺し屋がトーマスを狙う。殺し屋が最新機器を利用し、トーマスを追い詰める場面はすばらしい。ただ、結局のところありきたりのアクション作品だ。

■ストーリー
FBIの捜査官だったトーマスは、過去の因縁から武器商人のクーパーに命を狙われるようになり、身を隠すためにロンドンに移り住む。そして、名前を偽って警備員の職に就き、娘のカーリーと二人でひっそりと暮らしていた。そんな中、トーマスは強盗に襲われ返り討ちにしたことにより、殺人事件の容疑者として指名手配されてしまうのだった…。

■感想
警備員トーマスのそれまでの平穏な暮らしが、強盗に入られたことで様変わりする。ただの警備員にしては朝っぱらから体を鍛え上げ、仕事から帰ってきても牛乳を飲むという、ちょっとマッチョな生活をするトーマス。トラブルに巻き込まれ娘のカーリーを誘拐されてしまう。

トーマスの只者ではない感がすさまじい。弁護士を呼び、外交特権でトーマスの容疑を晴らす。その後、トーマスの正体が明らかとなる。トーマスが理不尽な理由で指名手配になるのは確かに同情すべき部分だが、警備員をぶん殴り脱出するのはいかがなものか。

トーマスをターゲットとするヨーロッパ1の殺し屋はすさまじい。最新テクノロジーを駆使してトーマスを追い詰める。殺し屋の容赦ない攻撃というのは、トーマス以外に被害が生じたとしてもまったく気にしない。トーマスを助ける勢力は存在するのだが、殺し屋にあっさりとやられてしまう。

激しいカーチェイスあり、肉体をもちいた格闘あり、そして、銃撃戦あり。定番としてはカーリーが狙われたり、トーマスの情報がいっさい存在しないことを怪しむ刑事がいたりと、複雑な関係性が生まれている。

ラストは武器商人のクーパーとトーマスの対決となる。カーリーを取り戻すために必死になるトーマス。妻を殺され、娘までも殺されたとなると…。トーマスとクーパーの関係性はラストにしっかりと描かれている。ありきたりなアクション映画であることは間違いない。

何か変わった部分があるとすると、それは、殺し屋の特殊性と、トーマスが神出鬼没ということくらいか。カーリーを取り戻すために必死になるトーマスだが、周りのサポートが段々なくなってくるのが悲しいところだ。

ありきたりなアクション映画だ。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp