ゲッタウェイ スーパースネーク


 2019.9.24      ハイテクなマスタングで疾走せよ【ゲッタウェイ スーパースネーク】

                     
ゲッタウェイ スーパースネーク [ イーサン・ホーク ]
評価:3

■ヒトコト感想
マスタング・スーパースネークが疾走する。いきなり激しいカーチェイスから始まりマスタングが警察に追われている。それを巧みな運転テクニックで逃げ切ってしまう男ブレント。ただ、ブレントは何者かに指示され嫌々カーチェイスを続けているように見える。

序盤からハイテクなマスタングの素晴らしい疾走シーンが続く。中盤ではマスタングの持ち主と思われる少女を同乗させることになり、猛スピードのカーチェイスは続く。妻を何者かに人質にとられ、本意ではないカーチェイスを展開するのは元プロレーサーのブレント。少女が凄腕ハッカー並みにIT機器を駆使してブレントを助ける。ブレントと少女はマスタングに乗り圧倒的なスピードで疾走していく。

■ストーリー
元プロ・レーサーのブレントのもとに、お前の妻を誘拐したという脅迫電話が入る。妻を無事に帰してほしければ、これから自分の指示とおりに運転しろ、という<謎の男>の声に従い、ブレントはマスターング・スーパースネークに乗り込んだ。

<謎の男>の命ずるまま、猛スピードで暴走する凶器と化したマスターングは、市内を大混乱に陥れる。そしてブレントは、一人の少女を助手席に乗せる羽目になる。しかしこの少女こそが、誘拐事件の鍵を握っていたのだった。ブレントと少女を乗せたスパースネークは、激しいチェイスと壮烈なクラッシュを繰り返しながら、思いもよらない陰謀の渦中へと爆走していく―。

■感想
マスタングを駆使して警察の追跡を逃れている。車内で電話が鳴り響く。ハイテクなマスタングなので、車内で電話をしながら指示に従うしかない。妻を人質にとられ、妻を救うために何者かわからない謎の人物の指示とおりに警察の注目を集めるような行動をとり続ける。

警察には追跡されるが元プロレーサーとしての巧みな運転テクニックでピンチを切り抜けている。すべてを指示する謎の人物の策略に踊らされることになるブレント。謎の少女が突如としてマスタングに乗り込んでくることすら謎の男の策略の範囲だ。

無関係の少女かと思いきや、実は誘拐事件に大きなカギを握る人物だった。謎の男の目的は大金を手に入れること。最初は反目しあっていた少女とブレント。次第に協力しながら謎の男の策略を破壊しようとする。投資銀行を襲うことで大金を手に入れようとする謎の男。

少女が実はただ者ではない。親が投資銀行の幹部ではあるが、少女自身がITの能力がある。それも生半可なものではない。凄腕ハッカー並みに謎の男に対抗している。車にカメラを取り付け、勝手にその撮影した映像を警察側に配信したりもする。

謎の男の策略を阻止しながらブレントの妻を助け出すというアクロバティックな展開は成功する。警察に追われ続けたブレントと少女は、結局のところ警察に配信した映像により無実が判明する。強烈なインパクトはないのだが、謎の男がどのような行動をとり、そして逮捕した後でもまだめでたしめでたしな雰囲気がない。

どんでん返し的には、ラストで謎の男が実ははるか遠隔地ですべてを操作していたというオチだ。イーサンホークの渋さと少女がその見た目とは裏腹に凄腕ハッカー的な動きを見せるのがポイントだろう。

ハイテクなマスタングで激しいカーチェイスが見ものだ。



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