劇場版ポケットモンスター みんなの物語


 2018.9.17      ポケモン初心者にもおすすめ 【劇場版ポケットモンスター みんなの物語】

                     
劇場版ポケットモンスター みんなの物語 ポケモンパズルガム
評価:3

■ヒトコト感想
ポケモンの映画は初めて見た。そもそもポケモンの仕組みは知っているが、アニメは見たことがない。それでも映画としては十分楽しめる作りとなっている。主人公であるサトシとピカチュウは、風祭でリサ、カガチ、トリト、ヒスイ、ラルゴの5人と出会う。それぞれが悩みを抱えており、その悩みを様々なトラブルを乗り越え、みなと協力することで解決していく。

子供向けではあるが、それぞれの悩みを解決していくプロセスは、それなりに大人が見ても感動できる。基本はポケモン同士の戦いというのはあるのだが、ポケモンよりも人間に焦点が当てられている。困難を乗り越え、みなと協力することで悩みが解決できる。子供に向けて啓蒙するには良い作品だろう。

■ストーリー
1年に一度の祭りでルギアから恵みの風がもたらされる街フウラシティを舞台に、新しい仲間たちとの物語が紡がれる。1年に一度の風祭りの最終日に、ルギアからの恵みの風がもらえるというフラウシティ。偶然、祭りに参加していたサトシとピカチュウは、リサ、カガチ、トリト、ヒスイ、ラルゴという5人の仲間と出会う。それぞれが悩みを抱え、パートナーのポケモンと一歩を踏み出せずにいる5人との出会いが、運命の歯車を回し始める。

■感想
ポケモンというと、モンスター同士を戦わせて弱ったモンスターを仲間にするのが基本だ。主人公であるサトシとピカチュウはそこまで絶対的な強さをもっているわけではない。そのため、強力な敵が登場し、ピカチュウがパワーアップし敵を打ち倒すという物語ではない。

そのため、今回は町全体の危機をみなで救うという流れとなっている。足を怪我して陸上をやめたリサが、町とポケモンたちを救うために必死に走る。自分に都合の良い嘘ばかりついていたカガチは、ある出来事に直面し、自分の考え方を変える。わかりやすく悩みを克服する流れだ。

サトシとピカチュウは、基本的にはすべてをガイドする役目をおっている。リサが初めてポケモンをゲットするまでを助けたり、街中でのモンスターをゲットする競技に参加したり。サトシたちは悩める者たちを導くように良いアドバイスや行動をとっている。

メインは悩みある5人の人物なので、主人公ではあるが、どこか影が薄く感じてしまう。ポケモン研究者のトリトはその知識から町のピンチを救うアイデアの数々を提案しているため、サトシはトリトや市長が出した案に乗っかる形で活躍している。

モンスターや人間たちが、それぞれ今自分にできることを精一杯行うことで危機を脱している。この流れは大画面で見ると、大人も感動することだろう。ポケモンを知らない大人が見たとしても、序盤でわりと丁寧に説明されているので、すんなり物語の世界に入り込める。

リサというポケモン初心者がいることで、大人もリサと同じ目線で物語を楽しむことができる。自分もモンスターをゲットするタイミングや、一度モンスターボールに入れたとしても、モンスターが抜け出てくるパターンがあるのは意外だった。

子供向けではあるが、大人が見ても十分楽しめる作品だ。



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