2021.4.29 ゲーム原作の特殊なアニメ映画【劇場版 ペルソナ3 #1 Spring of Birth】
劇場版ペルソナ3 ♯1 Spring of Birth
評価:2.5
■ヒトコト感想
ゲームが原作の本作。過去に2はやったことがある。基本のシステムは、人にはそれぞれペルソナがおり、ペルソナを使って敵と戦う物語だ。ペルソナや敵キャラクターが独特な絵柄であり、これがペルソナシリーズの売りなのだろう。劇場版作品となり、#1ではキャラクター紹介の色合いが強い。影時間にはびこる異形の怪物・シャドウ。主人公の理は他者に興味がなく無気力なタイプだが、ペルソナの才能がありシャドウとの対決では強烈な力を示す。
そのほかにも、補助的なペルソナなども登場し仲間が増えていく流れだ。シャドウの正体やラスボスの存在などはまだ明らかになっていない。全4回なので、後半には盛り上がりポイントがあるのだろう。
■ストーリー
「君は、1日が24時間ではないと言ったら、信じるかい?」1日と1日の狭間にある隠された時間「影時間」。街は動きを止め、人々はオブジェへと姿を変える。そこにはびこる異形の怪物「シャドウ」。それらに対抗できるのは、ペルソナという特殊な力を持つ者だけ。私立月光館学園に転校してきた主人公・結城理はペルソナの力に覚醒し、同じペルソナ使いたちで構成された特別課外活動部へと引き入れられる。彼らはそれぞれの目的のため、影時間の真相を追ううち、想像を絶する運命と対峙する――-。
■感想
街には1日の境目に隠された時間である影時間が存在する。影時間ではシャドウがうごめき人を襲う。いかにもゲームらしい設定で、ペルソナによりシャドウを倒すというのがわかりやすい。ペルソナを呼び出すためには、拳銃のようなもので頭を撃ちぬく必要がある。
まるで拳銃自殺するようにしてペルソナを呼び出す。ひとり1つのペルソナがあり、それぞれのキャラクターに合わせた個性的なペルソナが登場してくる。#1では主人公の理がシャドウとの闘いでペルソナを呼び出すことに目覚める。定番的な流れだ。
RPGの定番として一緒に戦う仲間が増えていく。個性的な仲間とペルソナにより戦いを有利にすすめていく。謎の人物も登場し、さらなる強敵が登場してくる伏線もある。支援系のペルソナと仲間が揃ったことで、本作の役目を果たしているのおだろう。
続きは#2からということだ。ゲーム的に仲間を増やし、理だけが複数のペルソナを呼び出せるなど特別感がある。まるでゲームをしているような気分になるのだが、ある程度先が想定できる流れではある。謎が多数ちりばめられているので、これらの謎がどこで回収されるか気になるところだ。
ペルソナシリーズの売りはペルソナとシャドウのキャラクターだろう。無機質であり人のようでもあるが、人ではない。トランプを連想させるようなシャドウや生物をモチーフにはしていない、無機物をモチーフにしたようなキャラクターだ。このキャラデザインを見るだけでペルソナシリーズだと気づくほどの個性の強さだ。
他のどのゲームやアニメでも存在しないキャラだ。少しだけエヴァ風な雰囲気はあるのだが、この個性的なキャラをメインとした作品であることは間違いない。
無機質ではあるが恐ろしさのある作品だ。
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