2021.2.18 魔法の力で地球を救う【劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女】
劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女[ 中村悠一 ]
評価:2.5
■ヒトコト感想
どうやらラノベ原作のアニメらしい。原作は未読でアニメも見ていない。そんな状態だと、やはりキャラクターの関係性がまったくわからないので序盤は辛かった。何かしら学生たちがバカンスを楽しんでいる中で、地球に人工衛星が落下する危機が訪れる。誰が劣等生で誰が何なのかは不明のまま、主人公と思われるキャラが魔法を使って危機を救うかと思われた。
そのほかには、対立関係にあるような組織が研究所を攻撃したりもする。戦いは魔法がメインで、この魔法の描写は十分楽しむことができた。個々のキャラにどのような個性があり、どんな魔法を使えるのかがわからないと辛い。恐らくはそこが面白さのポイントなのだろうが…。主人公の達也が劣等生らしいのだが、かなり強力な魔法を使っている。
■ストーリー
魔法科高校での2度目の春を控えた劣等生の兄・達也と優等生の妹・深雪は、春休みを利用して小笠原諸島の別荘を訪れる。束の間の休息を楽しむ彼らの前に、九亜という少女が現れる。
■感想
何の予備知識なしに見るのは辛い。せめて原作かアニメを見て登場キャラクターの関係性を知っておくべきだろう。魔法科高校の学生と思われる者たちがバカンスを楽しんでいる。この中で誰がメインのキャラで兄妹関係にあるのかなどしばらくしてわかった。
そこから魔法をベースとした世界ということがわかり、九亜という少女が謎の組織に利用され、地球に巨大なプルトニウムを積み込んだ人工衛星が落下する事件が起こる。流れは理解できるのだが、作品の面白さを味わえているとは思えなかった。
主人公の達也は劣等生でありながら魔法の能力はずば抜けているのだろう。世界の危機を救うために動き出す。優等生の妹の深雪は冷静沈着で強力な氷の魔法を使う。そのほかのキャラたちも、格闘タイプや剣で戦うタイプなど様々だ。
それらとは別に、別の組織のリーダーとして魔法科高校の同級生と思わしき女もいる。それらのキャラの人間関係がまったくわからないのが辛かった。キャラの関係性を知っていればより面白く感じたことだろう。魔法の能力に個性があり、軍事攻撃に対して魔法で対抗している。
終盤では魔法での戦いが繰り広げられる。旅客機が戦闘機に威嚇射撃されると魔法を使って逆に威嚇してしまう。魔法と科学のバランスがどのような感じなのか不明だが、魔法を使える者はかなり無敵なのでは?と思えた。
ラストは予定調和的ではあるが達也が魔法で人工衛星の落下を阻止している。魔法の種類や達也が拳銃のようなものを使って魔法を発動させているなど、おそらくは個性的な理由があるのだろう。それらを理解せずに見るのは無謀でしかない。
原作かアニメを見てから見るべき作品だ。
おしらせ
感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp