劇場版 名探偵コナン 純黒の悪夢


 2020.6.16      ガンダムファンも喜ぶ安室と赤井【劇場版 名探偵コナン 純黒の悪夢】

                     
劇場版 名探偵コナン 純黒の悪夢
評価:3

■ヒトコト感想
いくつか名探偵コナンの劇場版を見たが、本作はかなり激しいアクションとスリリングな展開がある。工藤新一を子供にした謎の組織に関する物語となっている。組織内に公安やFBIのスパイが紛れ込んでいる。そのスパイリストが敵の手に渡るのを防がなければならない。鍵を握るのは記憶をなくした組織の女だった。

そもそもコナンを見ていないのでキャラ付けがわからないが、ガンダムの声優が安室や赤井として登場してくるのはファーストガンダムファンを意識してのことだろう。アムロとシャーが最初は戦いながらも、最後は協力して敵組織と戦う。そこにコナンも加わり最後は強烈なアクションの連続となる。ハラハラドキドキ感はすさまじいものがある。

■ストーリー
ある漆黒の夜、日本警察にスパイが侵入。イギリス、ドイツ、アメリカなど各国の謀報機関、さらにはFBIの機密データを持ち出そうとするが、間一髪のところで安室透率いる公安が駆けつける。スパイは車を奪って逃走するが、FBI赤井秀一のライフル弾に打ち抜かれ、道路の遥か下へ転落していった…。

■感想
謎の組織はすさまじい力をもっている。記憶をなくした組織の女がコナンたちと偶然知り合うことで、平和な日常を経験する。組織は女を取り戻す動きをするが、公安はそれを阻止しようとする。公安とFBIと警察組織が組織の女をめぐる駆け引きを続ける。

遊園地を舞台にしたラストの戦いはすさまじい。観覧車が爆破される危機まで起きる。本作ではそこまでコナンは活躍しない。自分を陥れた組織に対する恨みはあるのかもしれないが、それよりも周りのキャラ立ちの方が強く印象に残っている。

組織の女と小学生たちの交流により、女に変化が訪れる。それにしてもこの組織の女の強烈な身体能力はすさまじい。小学生が高所から落ちた際には、女は建物の傾斜を利用し飛び降りながら衝撃が少ない形で子供を助けてしまう。ありえないアクションだ。

それを見てコナンは女がただものではないと気づく。そこから女をめぐる争いがスタートする。公安とFBIは争う。ここで公安からは安室、FBIからは赤井が登場し対決する。ファーストガンダムのアムロとシャーの声優がそのまま対決したという感じだろうか。

ラストのアクションはすさまじい。安室が爆弾を解除し、解除した爆弾を使って夜空を照らす。その明かりで赤井は組織のヘリのローター部分をライフルで打ち抜く。最後はコナンが例のサッカーボールを蹴り上げヘリを破壊する。このハラハラドキドキ感はすさまじい。

敵組織がヘリで観覧車をひたすら銃撃するという無茶を行うことも盛り上がる要因だ。崩れ落ちる観覧車を止めるのは記憶が戻った謎の女の自己犠牲精神による行動だ。

コナンの映画はいつくか見たが、もっとも激しいアクションだろう。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp