劇場版 Fate/stay night 第1章


 2020.5.24      ギャルゲーのような絵柄【劇場版 Fate/stay night 第1章】

                     
劇場版 Fate/stay night [Heavens Feel]
評価:2.5

■ヒトコト感想
ゲームが元らしいのだが、まったく知らなかった。内容的には中2病全開のような物語となっている。聖杯をめぐる戦い。魔術師(マスター)や英霊(サーヴァント)などこれだけで雰囲気は十分伝わってくる。定期的に開催される聖杯戦争にいつの間にか巻き込まれてしまった士郎が主人公だ。士郎を慕う少女の存在や、同じく聖杯を狙う者たちの存在。英霊は魔術師を守るために存在する。

英霊はジョジョで言うところのスタンドのような存在なのかもしれない。士郎の同級生が魔術師であり、お互いの英霊たちが戦ったりもする。そんな聖杯戦争の中で、ひそかに暗躍する者もいる。第1章ということで、物語は結末までいかないが、第2章が気になることは間違いない。

■ストーリー
「もしわたしが悪い人になったら許せませんか?」少年は少女を守りたい。そう、思った。魔術師〈マスター〉と英霊〈サーヴァント〉が、あらゆる願いをかなえる願望機「聖杯」をめぐり戦う――「聖杯戦争」が起きて10年、冬木市で再び戦争が始まった。前回の「聖杯戦争」の参加者である衛宮切嗣の養子・衛宮士郎は遺志を継ぎ、戦うことを決意する。士郎のそばには、彼を慕う少女――間桐桜がいた。

彼女は毎朝、毎晩士郎の家に通うと朝食と夕食を作り、天涯孤独だった士郎と優しい日々を過ごしていた。だが「聖杯戦争」が始まると、冬木の町に流れる空気が変わった。あちこちで殺人事件が起き、不穏な空気が流れ始める。士郎は桜を自宅に泊めることを決意した。士郎は召喚したサーヴァント・セイバーとともに、魔術師の遠坂凛と同盟を結び「聖杯戦争」に臨む。だが、その戦いは暗躍する者たちによって大きくきしみ、歪み始めていた。

■感想
絵柄がギャルゲーというかそんな雰囲気を感じていたが、やはりゲームが原作だったようだ。聖杯や魔術師など、いかにもゲーム的な設定だ。ごく普通の高校生であった士郎が聖杯戦争に巻き込まれる。魔術師である士郎は英霊をあやつりながら聖杯戦争に勝利しなければならない。

士郎の同級生には聖杯戦争に参加している魔術師がいる。それらとお互いの英霊を戦わせる必要がある。士郎を慕う少女・桜がなんらかの鍵を握っているのだろう。士郎と桜の恋愛模様も、もしかしたら描かれるのだろうか。

士郎の同級生である遠坂凛も聖杯戦争に参加している。凛の描写からすると、凛は士郎のことが気になる存在なのだろう。聖杯戦争では、士郎と同盟を組んで共闘することを選ぶ。ただ恋愛としては桜のライバルというような感じになるかもしれない。

それぞれの英霊は、主人である魔術師(マスター)に従順だ。この英霊とマスターの関係が、物語の鍵となるのだろう。英霊がどれだけの強さを示すのか。巨大なミノタウルスを操るマスターもいる。ただ、どのキャラもギャルゲーにでてくるようなキャラに見えてしまう。

聖杯戦争を戦うマスターたちを後目に、暗躍する者がいる。魔術師たちに攻撃を加え、英霊の心臓を奪い取ろうとする。謎の英霊であるランサーがターゲットとした相手は、最初は逃げ回っているが、最後にはランサーの心臓を奪い取っている。

圧倒的な強さを示していたランサーが、ちょっとした作戦のミスで相手にやられてしまう。まだ本作の全容が見えてこない。どのような流れになるのかもわからない。第2章では、どういった流れとなり、オチとなるかが気になるところだ。

第2章も間違いなく見るだろう。



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