2018.6.12 機内にいる誰が犯人なのか 【フライト・ゲーム】
フライト・ゲーム [ リーアム・ニーソン ]
評価:3.5
■ヒトコト感想
航空保安官のビルが、NY発ロンドン行きの飛行機に乗り込む。ビルの携帯に何者かの脅迫が届く。現金を口座に振り込まなければ、20分毎に誰かを殺すというメールが届く。誰が犯人かわからない展開が続く。そして、予告どおりに20分毎に人が死んでいく。誰が犯人かわからず、もしかしたらビルが犯人ではないかと思えてしまう。
ビルの周りにいる様々な人々の中で、最も怪しくない人物が、観衆を驚かせるために犯人かもしれないと余計な想像をしてしまう。そしてついには爆弾さわぎまで発生し、ビルはハイジャック犯として報道されてしまう。最後の最後までどのような結末になるのかわからない。ハラハラドキドキのラストは、目が離せないのは間違いない。
■ストーリー
NY発ロンドン行旅客機の警備のため、客を装って乗り込む航空保安官のビル。真夜中、彼の携帯に指定の口座に送金しなければ、20分ごとに機内の誰かを殺すというメールが届く。悪戯か本気か半信半疑でいるうちに、1人目の犠牲者が出てしまう。ビルは乗客を拘束して荷物や携帯を調べるが、何ひとつ手掛かりは見つからない。
乗客名簿を調べた保安局は、「全員問題ない。お前以外は」とビルを疑う。彼には暗い過去があり、今もある問題を抱えていた。さらに犯人の指定口座がビルの名義だと判明する。2人目、3人目と犯行は繰り返され、機内の疑惑と緊張感が頂点に達するなか、次のタイムリミットが迫る──!
■感想
ビルが国際線に乗り込み、機内のパトロールをする。ビルがアル中風であり、飛行機に乗ることに躊躇しているあたりが、のちの伏線となってくる。携帯に送信された脅迫メール。指定口座に送金されなければ20分毎に人が死ぬという脅しがはいる。
誰が犯人なのかわからない状況で、20分後にひとり死亡する。状況的に、犯人に殺されたわけではないため、犯人の奇妙さが浮かび上がる。まるでビルの行動を予想していたかのような予告となる。この段階では、だれが犯人かまったく想像できない状況だ。
20分ごとに人が殺される。それが必ずしも犯人の策略かというとそうではない。偶然の要素が多いようにも思えてくる。ビルがひとり奮闘すると、逆にビルがハイジャック犯ではないかという流れが作り上げられる。ビルの行動がことごとくハイジャック犯を連想させる流れとなる。
犯人が指定した口座がビル名義となると、またさらにビルの立場が危うくなる。ビルは必至で犯人を探し出そうとする。乗客の中にはビルとかかわりのある者たちがいる。となると、この中で最も犯人ぽくない人物が犯人の可能性があると勝手に想像してしまう。
20分毎に人が死ぬというのが3回連続達成されることになる。となると、まさに誰が犯人なのか、最後の最後までわからない状況となる。そして、犯人は飛行機内部に爆弾をしかける。ここでも、ビルがテロ犯と間違われたため、飛行機の高度を下げることは、そのまま墜落させると考えられてしまう。
この強烈な状況で、爆弾が爆発しても生き残るための方法を考える。そして、ビルの目の前で犯人が姿を現す。その結果、強烈なインパクトがあるのは間違いない。犯人は確かに意外な人物であることは間違いない。
誰が犯人なのかは、最後まで気になる流れだ。
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