---

　2021.8.4 　　 　　教師もだが、生徒もぶっ飛んでいる【フィスト　ファイト】

---

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

評価：3

■ヒトコト感想
高校の英語教師であるキャンベルが主人公の物語。歴史教師のストリックランドは強烈な存在感を放っている。生徒たちからバカにされているキャッベルと、生徒たちから恐れられているストリックランド。ストリックランドは生徒に対して斧を振り回したりもする。経費削減で教師たちが次々とリストラされていく中で、キャンベルはリストラされないように校長の前で取り繕う。

その結果、ストリックランドに恨まれることになり、決闘を申し込まれる。傍若無人の暴れ者であるストリックランドとの決闘を避けたいキャンベルは、なんとか逃げ切ろうと奮闘する。コメディ全開の物語だ。ストリックランドはぶっ飛びすぎている。留置場内でも、いかつい巨人に対して戦いを挑み倒している。

■ストーリー
ルーズベルト高校の気の弱い英語教師のキャンベルは、毎年恒例の卒業いたずらや予算カットによる解雇の恐怖に不安を募らせていた。そんな中、鬼教師として恐れられている歴史教師のストリックランドを誤解から怒らせてしまう。ストリックランドから決闘を申し込まれるが、キャンベルはなんとか決闘を回避しようと奮闘する。

■感想
気弱な英語教師であるキャンベルは、生徒たちにバカにされている。いたずらばかりするこの高校の生徒たちは強烈だ。トイレでオナニーするのは日常なのだろう。まるで授業の妨害をすることだけを生きがいにしているようなそぶりさえある。

廊下にピアノ線を張り、そこに足を引っかけた場合、ペンキまみれになるような仕掛けなど、強烈すぎる。ストリックランドは生徒から恐れられてはいるが、それでも生徒からいたずらされることはある。授業中に歴史のビデオを見るのだが、生徒がスマホから操作し電源を落としたりもする。

ストリックランドはそのいかつい見た目のとおり、激しく激高する。生徒のいたずらに切れたストリックランドは、斧をもちだして生徒の机を真っ二つにしたりもする。歴史教師としての実力は不明だが、ストリックランドの喧嘩はすさまじい。

留置場の中で、キャンベルの策略でいかつい男と喧嘩をすることになるのだが、あっさりとチョークスリーパーで落としている。生徒と寝ようとしている女教師や、何かと茶々をいれるセクシーな女教師まで、この高校の教師はそもそもが変わり者ぞろいということなのだろう。

ルーズベルト高校の生徒たちも、教師に負けずにぶっ飛んでいる。キャンベルとストリックランドの対決をあおり、人の輪を作り、真ん中の空間でっキャンベルとストリックランドが戦う姿を見守っている。この大騒ぎの中で、ふたりの教師は対決するのだが、ほぼストリックランドの一方的な展開かと思いきや、キャンベルがそれなりに善戦している。

定番的だが、ラストの展開としてはストリックランドとキャンベルは強い友情ができる。そして、解雇された教師たちも元に戻ることになる。

教師たちもありえないのだが、生徒たちもぶっ飛んでいる。