2022.2.9 スピード感抜群の戦闘機同士の戦い【ファイヤーフォックス】
ファイヤーフォックス
評価:3
■ヒトコト感想
クリントイーストウッド主演のハイスピードの戦闘機映画だ。ただ、中盤まではパイロットとしてロシアに入り込むためのスパイ活動が描かれている。ロシアの最新鋭の戦闘機を奪い取ろうとする。そのために、身分を偽りロシアに潜入する。周りは敵だらけの中、常にピリピリとした雰囲気の中での活動となる。
戦闘機を奪取してからは、ロシアの軍隊の裏をかきつつ、敵の追撃から逃れつつの戦いとなる。この戦闘機の戦いというがすばらしい。マッハ6のスピードで低空を飛びミサイルを避ける。後ろにぴったりと着かれた際には、巧みな運転技術で敵を追い落としている。
■ストーリー
マッハ6のスピードで空を切り裂き、レーダーにも捕捉されず、パイロットの純粋な思考のみでミサイルの発射・操縦ができる究極の戦闘機――コードネーム “ファイヤーフォックス”。だが“ファイヤーフォックス”はロシアにある。世界のパワーバランスを保つためには、西側諸国がそれを奪取するしかない。その密命を帯びたアメリカ軍のエースパイロットに、主演/監督のクリント・イーストウッド。
息詰まるスリルとド派手な特殊効果が満載された『ファイヤーフォックス』。特撮担当のジョン・ダイクストラはかつて『スター・ウォーズ』でオスカー(R) 獲得――『ファイヤーフォックス』でも異次元の映像が楽しめる。コックピットのイーストウッドと共に、出撃せよ!
■感想
アメリカ空軍のエースパイロットであるガントが、ロシア軍の最新鋭戦闘機を盗むためにロシアに入り込む。KGBの厳しい警備体制をどのように潜り抜けるのか。多少の犠牲を払いながらも、ロシア内部で戦闘機乗りと偽りながら最新鋭の戦闘機に近づくことに成功する。
捕まれば間違いなく死刑にされる。命がけの潜入ではあるが、ガントは覚悟を決めて任務に挑む。うまく軍内にもぐりこんだとしても、そこから戦闘機を奪い取り、その後、無事にアメリカにまで帰りつかなければならない。かなり困難な任務だ。
ガントが戦闘機を奪い取ってからが強烈だ。ロシア軍との駆け引きを繰り返す。ガントがどこに向かっているかを予測するロシア軍。その裏をかくガント。燃料が切れる位置を予測し、着陸できる場所を探し、そこに先回りしようと考えるロシア軍。
強烈なのは、ガントは滑走路もなにもない氷の上に見事に戦闘機を着陸させてみせる。そして、海中から浮かび上がってきた潜水艦から燃料を補給してアメリカに帰ろうとする。誰も考えもしない作戦を考え、それを実行してしまうガントの腕はすさまじい。
燃料を補給しあとはアメリカに帰るだけ。そこに登場してくるのは最新鋭戦闘機の2号機だ。ガントを追いかける2号機。性能は同じなので、あとはパイロットの腕次第。そこで、激しい戦いとなる。この戦闘機同士の戦いが最高だ。
スピード感に満ちており、突然ミサイルで狙われ、それを戦闘機の動きで避け続ける。制御不能となり墜落しかけるガントだが、そこでも機転をきかせて墜落を避けている。最後にはガントが迫りくる2号機の追撃をさけ、そして2号機を撃墜している。
戦闘機の激しい戦いは思わず見入ってしまう。
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