フィールド・オブ・ドリームス


 2021.12.27      不思議な球場が人々を導いていく【フィールド・オブ・ドリームス】

                     
フィールド・オブ・ドリームス [ ケヴィン・コスナー ]
評価:3

■ヒトコト感想
農場の一部を野球場に変えることを決断したレイ。有名な映画だが、よく内容を知らなかった。てっきり、ダメチームをまとめて急造野球チームが強くなる類の物語かと思っていたのだが…。予想以上にファンタジーだった。レイには神のお告げのように様々な指令が入る。農場を野球場に変えたことでローンが払えず家を取られる危険性があるのだが…。

レイは家族の協力があり謎の声に従って行動できていた。特に奥さんがたくましい。野球場で野球選手たちの幽霊が練習をする。その場面を見れば、誰もが信じてしまうのだろう。子供のころの夢を思い出すことができる。野球選手になりたいという夢がありながら諦めた者たちの夢を叶えるような物語だ。

■ストーリー
マイナーリーグの選手だった父親から、おとぎ話のかわりに野球の話を聞かされて育ったレイ(ケビン・コスナー)は、ある日、自分の農場で不思議な声を聞く。“それを作れば彼はやってくる"。その意味を野球場をつくることだと解釈した彼は、育ててきたトウモロコシ畑の一部を潰し、野球場を作る。

周囲からは変人扱いされお金も底をついたある日、野球場に一人の男が立っていた。それは、父のヒーローで今は亡き伝説の大リーガー“シューレス"・ジョー・ジャクソン(レイ・リオッタ)だった。36歳の妻子ある男が、夢を叶えるために冒険ができるのは今しかないと、“声"に導かれるまま、自分の夢に挫折した人々に会っていく。

■感想
夢を諦めた父親の影響を受け、レイは農場を野球場にしてしまう。ローンが払えない苦労がありながらも、夢のために突き進む。ある意味、天のお告げがあり、その通りに行動したのだろう。現実的な考え方でいけばレイの行動はありえない。

妻子があり苦労するのは目に見えている。最初は否定的であった妻も、レイが作った野球場でかつての名選手たちが練習する風景を見て一気に考え方が変わる。選手たちを見ることができるのは家族だけ。農場を売れと迫る義理の弟には見えていないのがポイントだ。

天の声のとおりレイは動き出す。そこでは何事にも批判的な行動をとるようになった小説家や、野球選手を目指し一度だけ打席に立った医者などが登場してくる。どちらもレイからすると見ず知らずの人物なのだが、わずかな手掛かりを元にたどり着いている。

そして、レイが作った野球場をみせようとする。何か劇的な変化があるかと思いきや、話を聞いただけで終わるパターンもある。この段階でもレイのローン問題は解決していないので、いつ家をとられるかわからない状態となっている。

後半は怒涛の感動が押し寄せてくる。野球選手を諦め、夢が叶うのであればもう一度打席に立ち、ピッチャーにウインクをして球種がわかっていると思わせたいと語った医者が、若い姿となりレイたちの車にヒッチハイカーとして乗ってくる。

なぜそうなっているのかはレイたちもわかっていない。ただ、のちに医者となる若者が、名選手たちとプレイする姿はさわやかで美しい。すべてに否定的であった義理の弟も、野球選手たちの姿を見ると考えを変えることになる。

ラストの怒涛の展開が最高だ。



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