2020.5.6 独自のルールで正義を貫く特殊な男【フェイクシティ ある男のルール】
フェイクシティ ある男のルール
評価:2.5
■ヒトコト感想
型破りな刑事が正義のために暴れまわる。刑事ラドローは正義のために悪人に対しては容赦ない。冒頭、中国人マフィアを挑発しアジトに押し入り皆殺しにする。そのアジトでは少女が誘拐され監禁されていたからだ。無抵抗な悪人を射殺し、さも抵抗されたようにアリバイを作る。型破りなラドローの捜査に周りの同僚たちは嫌悪感を覚えている。そればかりか内部の調査員に目を付けられる。
ラドローは型破りだが上司には信頼されている。ただ、同僚刑事が射殺された現場に居合わせ、ラドローが刑事殺害に関わっていたと疑われ始める。ラドローはひとり奮闘し、真の悪を探しだそうとする。お決まり通り、真の黒幕は意外な人物だ。ラドローはボロボロになりながらも正義のために悪を必要以上に痛めつけている。
■ストーリー
ロス市警のラドロー刑事は正義のためなら手段を選ばず、誰もが嫌がる闇の仕事に手を染めてきた。そんな時、彼はかつてのパートナーを目の前で殺され、犯人を取り逃してしまう。ところがそれは単なる殺人ではなく、事件の裏には想像を超える”何か”が隠されていた。彼は巨大な悪に操られていたに過ぎなかったのだ。やがてラドローは踏みにじられたプライドを賭け、決して後戻りできないエリアに足を踏み入れるのだった・・・
■感想
冒頭から中国マフィアのアジトに押し入り、いきなりマフィアたちを次々と撃ち殺していく。相手はショットガンを持っていたりもするがお構いなし。監禁されていた少女たちを助け出すため、相手の命乞いを無視し、射殺する。
序盤ではラドローは極端な人種差別主義者でアジア人や黒人に対してだけ厳しく捜査しているように描かれている。同僚の黒人たちからは当然ながら嫌われることになる。ラドローを目の敵にしていた黒人刑事がコンビニで強盗と鉢合わせになり射殺されてしまう。その場にラドローも居合わせたことでラドローが疑われることになる。
ラドローは同僚を殺す手引きをしたとして厳しく追及される。上司が庇ったとしても庇いきれない状況となっている。ラドローは唯一の仲間と共に、自分の潔白を証明するため独自の動きをする。ラドローはここでも強引な手法をとる。
相手の家に押し入ると殴るけるの暴行を加え相手に情報を吐き出させる。同僚が引くほどの激しい暴行だ。悪人に人権はない。殺してもどうでも良いと思っているような雰囲気だ。そんなラドローにもピンチが訪れるが、まったくひるむことがないのはすさまじい。
ラドローは両手両足を拘束された状態でも、最後まであきらめない。這ってでもチャンスをつかもうとする。銃を持った男たちに囲まれても這って逃げ回り、手元にあった斧で相手をひとり殺す。そして、そいつが持っていた銃を使い、周りの男たちを倒す。
まさにありえないくらいしぶとい男だ。ラストでは真の黒幕を始末するためにラドローは動き出す。最後の最後まで黒幕は判明しない。ラドローが見つけ出した黒幕は確かに意外な人物ではあるが、ラドローは容赦なくその人物を始末している。
正義のために、となっているがそこまで正義感が強いようには見えなかった。
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