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　2019.4.22 　　 　　心霊的な要素が強いミステリー？【エクスポーズ　暗闇の迷宮】

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エクスポーズ 暗闇の迷宮 [ キアヌ・リーブス ]
評価：2.5

■ヒトコト感想
冒頭から怪しげな顔の白い男が地下鉄に現れ、線路の上空をさまよい歩いたりもする。心霊系の物語かと思いきや、内容はがっつりとした刑事の不祥事モノだ。NY市警のスコッティは、相棒のジョーイを殺した犯人探しに躍起になる。捜査の過程でジョーイの悪い噂を耳にするようになるのだが…。

捜査を進める中で、チンピラグループや写真に写っていた謎の美女まで、スコッティ目線で不可解な物語はすすんでいく。ジョーイは極悪人であり、事件の真相は闇に包まれていく。心霊的な流れは、悪い方向にのみ作用していく。恋人が戦地から戻ってくる直前に戦死したりと、わりと定番的なパターンではあるのだが…。心霊現象がどの程度本編の事件に影響してくるかがポイントだ。

■ストーリー
ニューヨーク市警の刑事スコッティ(キアヌ・リーブス)は、相棒ジョーイを殺されその犯人を追うが、悪い噂のあったジョーイの事件に同僚の協力は得られない。難航を極める捜査の唯一の手掛かりは、ジョーイが撮った写真に写る謎の美女だけだった。 一人で捜査を進めようとするスコッティは危険な闇に迷い込む。やっと辿りついた暗闇の先には、衝撃の真実が待っていた。

■感想
刑事スコッティは相棒のジョーイを殺した犯人を捜すため危険な場所への捜査を続ける。捜査の手がかりは謎の美女が写る写真だけ。一人の捜査のため、チンピラたちへの捜査では危険が付きまとう。相手は言葉が通じないふりをして、スコッティの捜査から逃れようとする。それをさせまいとスコッティは強引な捜査をする。

そんな中で、相棒のジョーイの悪い噂を耳にする。ジョーイとは家族ぐるみの付き合いだったので、スコッティはジョーイの奥さんに状況を報告するのだが…。ジョーイの不正について話をして激怒するジョーイの妻は印象的だ。

冒頭で登場してきた謎の男。顔が白く、明らかに普通の人間ではない雰囲気をだしている。心霊的な要素はどこでつながっていくのか。女はちょくちょく不思議な白い人間を見る。そのたびに、身近には不幸な出来事が起きる。

戦場で戦っている恋人から連絡が来る。早く帰れればよいという話をする中で、一週間後に帰れるという話がでてくる。となると、大喜びする二人なのだが…。その後、恋人が戦死したという連絡がくる。悲しみにくれる女。何かを暗示させるようなシーンであることは間違いない。

ラストはショッキングな展開となる。相棒のジョーイが何を行っていたのか。女の周りに現れた心霊現象は何を暗示していたのか。信頼していた者が実は大きな裏切りを行っていた。この流れというのはかなり強烈だ。

序盤から積み上げてきた様々な伏線はラストで大きく観衆の想像を裏切らせるためのものなのだろう。非常にB級なかおりが強い作品ではあるが、今までになく怪しげな雰囲気が強い。万人受けする作品ではない。真剣に見ないとおいていかれることになるかもしれない。

この流れは強烈だ。