エンジェル・ウォーズ


 2019.7.18      ゲームのようなフルCGの空想世界【エンジェル・ウォーズ】

                     
エンジェル ウォーズ [ エミリー・ブラウニング ]
評価:2.5

■ヒトコト感想
「300」の監督の作品らしい。あちこちにCG全開な場面が多々ある。牢獄に監禁された少女が見た夢なのか。ダンスホールに軟禁された少女たちは、脱出するための計画を練る。現実世界と空想の世界がループする作品だ。

脱出するため地図を手に入れなければならないと考える少女。すると、目の前には巨大な鎧武者が登場し、少女に襲いかかってくる。少女は剣を片手にそれら多数の鎧武者たちと戦う。激しいアクションと現実離れした映像の数々。そして、戦いが終わると現実に戻っており、まるで激しいダンスを踊ったかのように回りから賞賛されている。正直、よく意味がわからないのだが、この空想と現実のリンクを考えなければ、少女たちのアクション映画として楽しめる。

■ストーリー
<どこで?WHERE?>――空想世界。現実世界のルールなどすべて無視した、何が起こるか予測不可能な世界。<だれが?WHO?>――強く美しい5人の少女たち。愛する者を奪われ、施設に監禁された少女と、そこで出逢った個性豊かな仲間たち。<なんのために?WHY?>――つらい現実から逃れ、自らの手で、自由をつかみ取るために。果たして少女たちは、空想世界を制し、運命を変えることができるのか――?

■感想
CGで少女たちの激しい戦いが描かれた作品。拘束された少女が空想の世界に逃げ込んだ映像なのか…。正直、最後の最後にすべては空想だったのか?という夢オチ的なイメージをもった。牢獄に監禁された少女が連れてこられたのはダンスホールだった。

そこには同じような境遇の少女たちがいた。この状況から脱出するために考える少女たち。まるでゲームのように脱出に必要なアイテムが提示される。少女たちはそれらを手に入れようと奔走するのだが…。突如として始まる空想世界のインパクトがすさまじい。

アイテムを手にいれるために空想世界で少女たちは戦う。巨大な鎧武者だったり激しい戦場だったりゾンビが襲いかかる城だったり。まさにゲームの世界そのものだ。そんな中で少女たちは超人的な能力を示しアイテムを手に入れる。

その瞬間、現実世界に戻ると、少女は賞賛されている。このゲーム世界の映像はすさまじい。少女たちはアクロバティックに空中を飛び回り、あらゆる敵を倒していく。列車が町に到着する前に爆弾を解除するというミッションを成功させたりもする。

現実世界と空想の世界はリンクしている。現実の世界でデブのコックに刺されて死にそうな少女は、やはり空想世界でも爆死することになる。巧みにリンクした世界。そして、最後の最後には少女は辛い現実から逃げるようにある決断をする。

今までのダンスホールや空想世界すらすべて少女の空想だったというオチなのだろう。俗にいう夢オチというパターンだ。バッドエンドという感じではあるのだが、物語のインパクトはすさまじいものがあるのは間違いない。

空想世界はそのまんまゲームだ。



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