映画 怪物くん


 2020.12.22      なぜいまさら怪物くんなのか。。【映画 怪物くん】

                     
映画 怪物くん
評価:2.5

■ヒトコト感想
昔アニメを見たことがある。連続ドラマ版は見ていないのだが…。なぜ怪物くんを実写化しようとしたのかは不明だが、微妙なことにはかわりない。今の子供たちからすると手が伸びる部分はワンピースのパクリだと勘違いするかもしれない。アニメを見ていた世代からすると、怪物くんが実写化したとしても違和感しかない。

顔を瞬時に変えることができ、念力を使え手足が伸びる。従者としてオオカミ男などがいる。物語の舞台は中東のようだが、特別なインパクトはない。内容としてもチープな印象はぬぐいされない。ジャニーズファンならばもしかしたら楽しめるかもしれない。フランケンのキャストがチェ・ホンマンというのはしゃべらなくて良いので合っているかもしれない。

■ストーリー
人気コミックを大野智主演でTVドラマ化したシリーズの劇場版。怪物ランドの新大王就任式を抜け出した怪物くん一行はウタコたちに会うために再び人間界へ。そして“カレーの王国”を舞台に怪物くんたちの冒険が始まる。

■感想
怪物くんの実写映画。ドラマが人気があったから本作が作られたのだろうが…。アニメを見てきた世代としては、違和感がありありだ。主演の怪物くんを嵐の大野くんが演じているのだが、ちょっと猫背にして小生意気な表情で怪物くんの雰囲気をだしているのだろうが…。

インパクトが弱いのは確かだ。物語はカレーの王国を舞台としており、怪物くんがカレー好きというのがポイントとなっている。キャストはドラマ版を踏襲しているのだろうが…。やはりアニメを実写化するとなると、違和感ばかりをおぼえてしまう。

藤子不二雄作品を実写化するのは無理があるのだろう。CGを全開にして怪物くんが手足を伸ばして戦うシーンを描いているのだが…。相手は岩の怪物だ。巨大な岩が飛び交うのだが、岩を怪物くんが腕を伸ばして破壊している。

今の子供たちが見ると、ワンピースのルフィを連想してしまうだろう。もしかしたらワンピースのパクリだと思うかもしれない。怪物くんのファンというよりも、ジャニーズファンならばもしかしたら楽しめるのかもしれない。怪物くんファンだとしたら見ない方がよいかもしれない。

怪物ランドの王子である怪物くん。おぼろ気ながら覚えているのは、父親はトカゲの化け物のような雰囲気だったはずだ。それが実写版では割と人間よりの見た目をしている。アニメ版では最終回で怪物くんが帽子をとり、蛇のようなものが頭に生えていたような記憶がある。

実写版ではそのあたりがどうなっていたのか…。有名なアニメを実写化するとなると、必ず批判はでるものだが…。本作は元ネタ関係なく、相当批判されたのだろう。ストーリー的に怪物くんというのがなければとんでもない駄作だからだ。

ドラマ版のヒットにより無理やり実写化したような感じだろうか。



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