ドクター・ストレンジ


 2019.7.23      時を操る能力は無敵?【ドクター・ストレンジ】

                     
ドクター・ストレンジ[ ベネディクト・カンバーバッチ ]
評価:3

■ヒトコト感想
「アベンジャーズ・インフィニティウォー」を先に見たために、ドクターストレンジの存在は知っていた。アベンジャーズでは、意味のわからないキャラという印象だったが、本作を見てすべてが理解できた。優秀な外科医が、事故によって手の神経を損傷する。治療のため訪れた場所で、ストレンジは信じられない経験をする。魔術師としての才能に恵まれていたストレンジなので、勝手に蔵書から知識を得ると、次々と新たな魔術を習得し、ついには禁断の魔術まで…。

魔術といってもハリーポッター的ではない。どことなく中国拳法的であり、かまえなどが格闘技の様相がある。魔術によりビルが大きく変化したり、世界が90度回ったり、映像的なインパクトはすさまじい。

■ストーリー
突然の事故で神の手を失った天才外科医ドクター・ストレンジ。彼を甦らせたのは──魔術。厳しい修行により魔術を習得した彼は、世界を滅亡から救うため“闇の魔術”との戦いに巻き込まれていく。だが、医者である彼に、敵の命を奪うことはできるのか?大いなる葛藤を抱えたまま、いまドクター・ストレンジの本当の戦いが始まる!

■感想
中国拳法のような構えをすると、手の周りに黄色の輪ができる。魔術の表現方法が独特だ。手で大きな輪を描くようにすると、目の前には黄色い線の輪ができる。その輪の中には別の場所への入り口がある。まさにどこでもドアのような機能を、手で円を描くことで作ることができる。

それだけでなく、周りの景色をゆがめ、まるでビルがブロックのように次々と崩れていったり、90度反転したりもする。まさに想像を絶するような魔術の能力となっている。そんな魔術をいつの間にか学ぶことになったのがドクター・ストレンジだ。

ドクターストレンジが自分の手の神経を治すために尋ねた先は、まさにステレオタイプな秘境にあるお寺だ。そこで修行している者たち。秘境で人知れず特別な修行をしている僧侶といった感じだ。傲慢でプライドの高いストレンジ。魔術の本があると知ると、それを人知れず読破してしまう。

重要な魔術の秘密や、師匠が信じられないパワーを得ている理由なども調べてしまう。ストレンジは独自に魔術を学び、禁断の魔術を手に入れてしまう。これこそが、アベンジャーズで登場した時を操る能力だ。

魔術を駆使した戦闘シーンは強烈なインパクトがある。ニューヨークの巨大なビル群があっという間にひっくり返ってしまう。真横になったビルの上を走るストレンジたち。この映像のインパクトが物語のすべてだろう。

なんとなくだが、こんな戦闘シーンを描きたいからと本作を作成したように思えた。アベンジャーズへの伏線も描かれており、なんとなく、本作の流れを引き継いだのがインフィニティー・ウォーなどと思わずにはいられない。

時を操るのは、まさに無敵の能力だ。



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