デス・ウィッシュ


 2021.10.29      ただの医者が殺し屋へと変貌する【デス・ウィッシュ】

                     
デス・ウィッシュ
評価:3

■ヒトコト感想
外科医ポールは強盗に妻を殺され、娘は昏睡状態となる。警察から逃れ続ける犯罪者に対してポール自身が鉄槌を下す。ポール役をブルース・ウィルスが演じる。序盤はただの外科医でしかなかったポールが復讐のために立ち上がる。銃に慣れていないただの外科医が、世の中にはびこる悪人を退治していく。スエットのフードを深くかぶりマスコミからは死神と名前を付けられる存在となる。

ブルースウィルスのイメージがそもそも殺し屋のようなイメージなので、ただの外科医だとしても最初から凄腕の殺し屋のような雰囲気をだしている。妻の復讐の相手を見つけた際のポールの動きはすさまじい。終盤では見た目通りの凄腕の殺し屋へと変貌している。

■ストーリー
警察の手に負えない犯罪都市となったシカゴで救急患者を診る外科医ポール・カージー。ある日、何者かが家族を襲撃。妻は殺され、娘は昏睡状態になってしまう。失意の中、日々を過ごす中で善良な市民が死に、悪人の命を救わねばならいこともある医者という立場にも疑問を感じ始める。そして、犯罪が溢れかえり一向に進まない警察の捜査。この状況に怒りの頂点に達したポールは自ら銃を手に、犯人抹殺のため危険な街へと繰り出し始める。

悪人には、問答無用。復讐をきっかけに街の悪を一掃する“死神"と呼ばれる救世主へと変貌を遂げていく─。外科医から処刑人へと変ぼうをとげる男のハード・リベンジ・アクションが今、幕を開ける! !

■感想
妻と娘に囲まれた優秀な外科医であるポール。幸せな家族を破壊する出来事が発生する。セレブの家ばかりを狙う強盗に襲撃され金品が奪われ妻は殺され娘は撃たれてしまう。自分が勤務する病院に妻と娘が運び込まれる。妻は死に娘は昏睡状態となる。

犯人が逮捕されないことにイラ立ちを募らせるポール。世の中には悪人がはびこっていることを感じ、自らが銃を手にとる。設定としてポールは外科医なので銃に慣れていないことになっているのだが、ブルースウィルスが演じているので違和感しかない。

ガンショップで初めて銃を手に入れるポール。そして、街中で悪人を成敗する。家族の仇をとるために行動しているのではない。どちらかというと、世直しの意味合いが強いのだろう。悪人を許すことができないが、決して正義のヒーローではない。

フードを目深に被り、顔が見えなようにして悪人を殺し続ける。死神という名がつき、街中には悪人がいなくなるのだが…。銃社会であるアメリカだからこそ起こりうることなのだろう。そこから、妻の仇を偶然見つけることで復讐をとげようとする。

ポールの家を襲った強盗はポールの素性に気づいている。そして、ポールが復讐にやってきたことに気づき、仲間を集めて返討ちにしようとするのだが…。ここでも、ポールはまるで歴戦の強者のような行動をとる。強盗に対して銃撃戦を繰り広げ勝利してしまう。

それまでの何も知らないポールがいつの間にか立派な殺し屋へと変貌している。そして、ラストは娘を狙いにきた生き残りの強盗を返討ちにする。ラストはお決まり通り警察に対して適当な理由をつけてポールの正体はバレることなくすんでいる。

ブルース・ウィルスが演じるとそのまま殺し屋に見えてしまう。



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