デンジャラス・ラン


 2018.10.20      危険すぎる逃亡劇 【デンジャラス・ラン】

                     
▼デンジャラス・ラン▽
評価:3

■ヒトコト感想
新米CIAのマットはセーフハウスの管理人業務に嫌気がさしていた。そこに元CIAの凄腕エージェントであったフロストが連れられてくる。フロストを確保するために、誰にも知られていないセーフハウスを使うのだが…。なぜかセーフハウスが襲撃されフロストを連れて逃げることになるマット。マットが新米でありフロストがベテランというのが本作のポイントだ。

フロストは本来ならマットに捕まった状態のはずだが、なぜかCIA内部に裏切り者がいる可能性をマットにアドバイスする。強烈なインパクトはないのだが、マットとフロストの関係がだんだんと変化していき、マットが上司よりもフロストのアドバイスを真に受けるのが面白い。

■ストーリー
デンゼル・ワシントンとライアン・レイノルズ共演で贈るサスペンスアクション。新米CIAのマットと、世界から狙われる犯罪者にして元CIA最強のエージェント・フロストの逃亡劇をスリリングに描く。

■感想
マットが管理しているのはアチコチに監視カメラがセットされたセーフハウスだ。そこに連れ込まれたフロストをCIAの職員が尋問するのだが…。その過程で、正体不明の武装勢力にセーフハウスが襲われ、フロストを奪われる危機に直面する。

マットは新米なので、CIA内部にスパイがいるのではないのかという状況となっている。フロストとマットの関係性がだんだんと変化していく。マットはCIAの内部を疑い始め、上司にも不信感をもつ。

マットは新米のため、激しい暴力には慣れていない。そのため、フロストを追いかける者たちに対して激しい攻撃をうけると、戸惑いながらも反撃を繰り返す。マットは恋人に対してもCIAに勤務しているとは言っていない。

そのため、自分が危険な任務についたことで、恋人を危険な目にあわせる可能性がある。CIA内部でも、敵の襲撃を受けてから唯一生き残っているマットのことが信頼できないために、マットに無茶な要求を突きつけるしかない。この状態はマットにとっては厳しい状況だ。

エージェントとしての経験ではマットより数段上のフロストにとっては、マットの状況は危なっかしくてしかたがない。マットとフロストがどのようにして敵から逃げ切り、そしてまた戦いを繰り広げるのか。着地点はどのようになるのか。

マットがどのようにして結末まで導くのか。デンゼル・ワシントンは相変わらず渋くてかっこよい。そして、その先では、マットが若さあふれる展開を続けている。さらには、結末としてどのような流れとなるのかは観衆の興味を引く部分だろう。

デンゼル・ワシントンのかっこよさが際立っている



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