デッドハング


 2018.9.27      エレベータの中と外の駆け引き 【デッドハング】

                     
デッドハング [ サラ・バトラー ]
評価:2.5

■ヒトコト感想
証券会社勤務の美人キャリアウーマンであるジェーンは、社内の不正を見つけてしまったために殺し屋に狙われるという物語だ。夜中のオフィスビルで殺し屋とジェーンの追いかけっこが始まる。逃げるジェーンと追いかける殺し屋。殺し屋たちはビルのセキュリティ監視システムでジェーンを追いかける。ついにジェーンはエレベータに逃げ込み、殺し屋の追撃を逃れるため、エレベータを止めて朝まで閉じこもろうと考えるのだが…。

殺し屋たちはあの手この手でジェーンを始末しようと苦心する。ついにはエレベータの業者を呼び、エレベータを無理やり開けさせようとするのだが…。証券会社や、そのあたりの情報はオマケでしかない。結局のところは、エレベータの中と外との駆け引きの物語だ。

■ストーリー
大手証券会社ゴールト・キャピタルの財務担当者が、謎の自殺を遂げた。後任に指名された美人キャリアウーマンのジェーンは、社長のゴールトが莫大な資金を不正運用している証拠を発見。内部調査官のフランクにその事実を暴露するが、彼の正体はゴールトに雇われた殺し屋だった。フランクはオフィスビルにジェーンを閉じ込め、口封じのため抹殺しようとする。追いつめられたジェーンは、決死の反撃を開始するが…。

■感想
証券会社の不正に偶然気づいてしまったジェーン。社長のゴールドが雇った殺し屋に追われることになるのだが…。どんな内容かまったく知らない状態で見たのだが、それなりにインパクトがあるのは間違いない。証券会社にはほとんど意味はなく、単純に殺し屋と美女の追いかけっこという感じだ。

舞台は誰もいない深夜のオフィスビル。そのため、殺し屋たちは警備員を始末してでも、ジェーンを捕まえようと必死になる。ジェーンがどこに逃げようとも警備員室から設備を駆使してジェーンを見つけだそうとする。

ジェーンは八方ふさがりの状態ではあるが、どうにかして逃げ出そうとする。そして、行き着いた先は、エレベータの中ということになる。エレベータが緊急事態ということで扉が閉じてしまうと、そこは外部から手の出せない完全な密室となる。

その先では、閉じられたエレベータの中と外の駆け引きが始まる。殺し屋もあらゆる手を使ってジェーンを始末しようとする。緊急停止したエレベータというのは、ことのほか強固なものだというのはよくわかる。

殺し屋は最後の手段としてエレベータの業者を呼び出し、無理やりエレベータをこじ開けてでもジェーンを始末しようとする。その際に、エレベータの業者に対しては警備員のふりをし、ジェーンが精神的におかしくなっているとまで言う。

その結果として、ジェーンと共にエレベータの業者まで殺し屋に狙われることになる。ジェーンとエレベータ業者は協力して殺し屋に対抗しようとする。最後の最後で殺し屋と美女の一騎打ちというのは、それなりにハラハラドキドキするのは間違いない。

強烈なインパクトはないのだが、ハラハラドキドキの追いかけっことしては良い。



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