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　2021.1.10 　　 　　押し入った先はとんでもなく危険な場所だった【ダーティ・コップ】

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ダーティー・コップ
評価：3

■ヒトコト感想
ストーンとウォーターズのふたりの平凡な警官の物語だ。小さな汚れ仕事でセコく小銭稼ぎをしていたのだが…。ストーンがドラッグの売人から情報を得て大金を手に入れる仕事をウォーターズにもちかける。それまでのセコい仕事から少しだけ大きな金を手に入れられると思っていたウォーターズだが、実は忍び込んだのはやばい場所だった。

隠し金庫を開けるためにドイツから工具を取り寄せたり、入念な準備をするふたり。そこから誰も殺さずだれにも姿を見られずに実行するはずなのだが…。隠し金庫には大量のダイヤが隠されていた。部屋には銃がいくつも隠されており、明らかにやばい組織の隠し金庫を狙ったことに気づくウォーターズ。ラストの絶望感はすさまじい。

■ストーリー
アメリカ、ラスベガス。平凡で、少しだけの汚れ仕事で小遣い稼ぎをする警官ふたりー、ストーンとウォーターズ。押収物を横流しする工作をしていたその時、盗難車にドラッグを隠し持っていたケチな売人が多額の保釈金ですぐに解放されていることに気付いた。保釈金の出所をたどり、ホテルでの危ないビジネス、そのカネの行き着く隠し金庫がある店をあぶりだすふたり。

ドイツ製の工具を取り寄せ、厳重な金庫を大胆な奇策で破る。誰も殺さず、誰にも知られず、そのカネを強奪し、人生を変える―。狂ったような計画にとらわれ、徐々に狂気を帯びるストーンに、不気味ささえ感じ始めるウォーターズも、やはり欲望に抗えず協力をはじめる。運命の歯車が軋み始めたことを感じながらも―。

■感想
平凡でこずるいストーンとウォーターズ。警官の仕事をマジメにやるわけはなく、小悪人から金をうばったりもする。ドラッグの売人が保釈金ですぐに解放されたことから、大金のにおいを感じとるストーン。ここでストーンは調査をはじめ、ウォーターズを巻き込んで大金を手に入れるために動き出す。

ウォーターズは慎重に行動し綿密な計画を立てて絶対に失敗しないよう考えている。対してストーンはお気楽な感じで冗談交じりにウォーターズを怒らせたりもする。

いざ金庫を破るために行動するとなると様々な問題が起こる。隠し金庫で厳重に守られているものを手に入れるため必死になるストーンとウォーターズ。金庫に穴をあけて、ダイヤルの動きを小型カメラで見て金庫を開けようとする。

金庫の上の部屋の住人を襲い動きをとれないようにするのだが…。ここでアクシデントが起こり、ひとりの男を殺してしまう。そこからドタバタがありながらも金庫を開けることに成功するのだが…。その金庫の中には普通ではないダイヤが大量に隠されていた。

ただの金の金庫と思っていたウォーターズだが、ダイヤの数を見て嫌な予感をおぼえる。上の部屋はただのジャンキーの部屋かと思ったのだが…。そこには大量の銃が隠されていた。

まさに危ない組織の隠し金庫だということがわかる。ストーンはそのことを知っていたそぶりがある。ウォーターズは状況に恐怖し、元通りにして逃げようとストーンに訴えるのだが…。ここでゴタゴタが起こるのだが…。ウォーターズの慌てぶりが、とんでもなく危ない場所に乗り込んでしまったと伝わってくる。

隠し金庫内部が壁一面真っ白で、そこに引き出しがありダイヤが隠されている場面は、強烈な恐ろしさがある。