コンフィデンスマンJP ロマンス編


 2020.9.6      最後の最後に壮大な仕掛けがまっている【コンフィデンスマンJP ロマンス編】

                     
コンフィデンスマンJP ロマンス編 [ 長澤まさみ ]
評価:3

■ヒトコト感想
ドラマ版は見たことがない。それでもなんとなくキャラクターは把握でき、内容も理解できた。基本的にはコンゲームなので、騙し騙されの世界だ。ダー子とその仲間たちに加え、本作でポイントとなるジェシーが登場してくる。香港のラン・リウが持つパープルの巨大な宝石を手に入れるため動き出す。いったんはダー子が仲間たちを騙してジェシーと抜け駆けをしたかに思えた。

実はジェシーの策略で、過去にダー子たちが騙して大金を奪い取ったヤクザの復讐のためにジェシーは動いていた。ダー子たちは絶体絶命。ジェシーはパープルのダイヤを手に入れ、ヤクザは復讐ができ大満足…。となるかと思いきや、最後の最後で大どんでん返しが待っている。

■ストーリー
華麗に大胆に悪人を騙し続ける百戦錬磨のコンフィデンスマン(=信用詐欺師)、ダー子、ボクちゃん、リチャード、そして五十嵐。次なるオサカナ(=ターゲット)は、香港マフィアの女帝で、その冷酷さから<氷姫>という異名を持つラン・リウ。彼女が持つと言われている伝説のパープルダイヤを狙って、一行は香港へ。ランに取り入ろうと様々な策を講じるが、なかなかエサに食いつかず苦戦する。

そんな中、天才詐欺師ジェシーが現れ、同じくランを狙っていることがわかる。そして、以前ダー子たちに騙され恨みを持つ日本のヤクザ・赤星の影もちらつき始め、事態は予測不可能な展開に。騙し騙されの三つ巴の戦いを制するのは誰なのか! ? 史上最大のコンゲームが始まる! !

■感想
ドラマ版は見ていない。基本的にはコンゲームが続いていく物語となっている。ダー子たちが香港の富豪ラン・リウから巨大なダイヤをだまし取ろうとする。本作のポイントはダー子たちだけでなく、ジェシーというイケメンが同じくダイヤを狙っているということだ。

常にダー子たちよりも一歩先をいくジェシー。ダー子とも過去に因縁がありそうな流れとなっている。ジェシーはイケメンで、男としてラン・リウを落としダイヤを手に入れようとする。ダー子、ジェシーがふたりがかりでラン・リウを騙そうとする。

ジェシーとダー子の因縁があり、ダー子の仲間たちも翻弄されていく。結局ジェシーとダー子が協力しジェシーが30億もの金をだすことで数百億の価値があるダイヤを手に入れることに成功するのだが…。ここでジェシーの裏切りが発覚する。

物語として過去にダー子たちが騙したヤクザとジェシーは結託し、ダー子たちを出し抜く方策を練っていた。ラン・リウから狙われ、ジェシーとヤクザからも狙われただー子たち。絶対絶命のピンチにおちいるのだが…。ここで最後の大どんでん返しがある。

ダイヤを手に入れたジェシーとヤクザだったが、鑑定してみるとそれが偽物と判明する。コンゲームの基本としてラストで大どんでん返しがあるのは定番だろう。そのための仕掛けが膨大すぎて、信じられないような前準備があるのだろう。作中でも偽の病院を作るだけでなく、巨大な屋敷や小さな屋台街までも相手を騙すために作り上げている。

どこからがダー子たちが仕掛けたことなのかがラストで判明するのだが…。この強烈なインパクトあるどんでん返しが物語の売りとなっているのは間違いない。

コンゲームとしての面白さがわかりやすく描かれている。



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