2018.8.20 ないものねだりの男たち 【チェンジ・アップ オレはどっちで、アイツもどっち!?】
チェンジ・アップ/オレはどっちで、アイツもどっち!? [ ライアン・レイノルズ ]
評価:3
■ヒトコト感想
真面目な男と遊び人の男の人格が入れ替わり、それぞれの人生を味わい、最後に元通りに戻るという物語だ。この手の人格入れ替わり系は、いろいろとあるが真面目と遊び人は、わりと定番かもしれない。会社のパートナーに出世できる可能性のある真面目な弁護士デイヴと俳優志望のミッチ。この二人が入れ替わると、まずはデイヴとなったミッチが大暴れする。
破天荒な弁護士で最初はやらかすが、最終的には大きな取引をまとめたりもする。ミッチとなったデイヴは、独身を謳歌することを覚える。それぞれが無いものねだりというのはある。ただ、最終的には自分の人生がよいと、元に戻ろうとする。一時的な入れ替わりはお互いがリフレッシュできてよいのだろう。
■ストーリー
ジョン・ルーカス&スコット・ムーアが贈る入れ替わりコメディ。弁護士のデイヴと俳優志望のミッチの肉体が入れ替わってしまい…。
■感想
デイヴは仕事も順調で家族にも恵まれた、絵にかいたような真面目弁護士。ただ、妻からは仕事人間だと思われている。対してミッチは親との関係が険悪で、定職に就くこともなくフラフラする。ポルノ映画に出演したり女をナンパしたりとやりたい放題。
このふたりが入れ替わるとどうなるのか。まずはデイヴとなったミッチが騒動を引き起こす。俳優志望の男がいきなり弁護士として大きな取引をとりまとめるのは不可能だろう。ミッチの破天荒な行動に目を白黒させる上司たちの表情が最高に面白い。
ミッチとなったデイヴは、俳優の仕事としてポルノ映画に参加したりもする。それ以外にはデイヴの同僚の女性とデートしたりいい関係になったりもする。真面目一辺倒で、浮気をしたことのないデイヴがミッチとなり自由に女遊びをすることに目覚めようとする。
ここでデイヴは内心罪悪感を感じることになる。デイヴは独身の楽しみを味わうことをせず、家族や妻の顔を思い出したりもする。この状況はデイヴの真面目さを強烈に表現している。
ミッチとデイヴは入れ替わったことでそれぞれ味わえなかったことを経験する。デイヴとなったミッチが重要な取引をまとめたりするのも、ミッチの才能なのかもしれない。人格が入れ替わったままの状態を、お互いもっと楽しもうと言ったりもするのだが…。
ここから元に戻ろうとするまでが、物語のポイントなのだろう。元に戻ってからは、デイヴは妻に対して、仕事を辞めると言ったりもする。ミッチは父親と和解する。他人になったことで、初めて自分の問題に気づくということなのだろう。
あえて下品なネタを多数入れているのも面白ポイントだ。
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