2018.2.21 アメリカ式結婚の流儀 【ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン】
ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン [ マーヤ・ルドルフ ]
評価:2.5
■ヒトコト感想
中年女たちの結婚と友達と周りの関係を面白おかしく描いた作品。主役のアニーは、昔ブイブイ言わせていたが、今は特定の彼氏がいないさみしい状態。仕事もイマイチ、恋愛もイマイチな中で親友の結婚が決まる。そこではりきって花嫁介添人をつとめようとするのだが…。
突然、親友に新しい友達ができ、その友達が実は大金持ちですべてを仕切ることになる。親友を奪われた気持ちとなり、みじめな気持ちとなるアニーは自暴自棄になる。アニーのみじめっぷりはすさまじい。ちょっといい感じになれた警察官とも疎遠となり、最後は親友とドタバタをくりかえす。アニーの状況というのは、同情すべきではあるが、自業自得のような感じがしてならない。
■ストーリー
ブライズメイズが巻き起こす騒動を描いたガールズコメディ。仕事も恋愛も上手くいかないアニーは、親友の結婚式で花嫁介添人のまとめ役を頼まれる。だが、問題含みの友人に囲まれトラブル続きで…。
■感想
仕事も恋愛も微妙なアニーは、親友の結婚式に力をいれようとするが、そこに登場したのは親友の新しい友達のセレブな女だ。何かと生活レベルの違う提案をしてくる女。嫌味なく、すばらしい提案のため、親友もそちらになびいていく。
いつのまにかアニーよりも、より親友に近い立場となる女。アニーが親友に裏切られた気持ちになるのは仕方がない。アメリカの結婚式での独特の儀式である介添人。独身最後の日を思いっきり楽しむ場を用意するのも介添人の重要な仕事なのだろう。
アニーが親友のために力を注ごうとするが、うまくいかないのはしょうがない。アニー自身の恋愛がうまくいかないことも影響しているのだろう。何をやっても悪い方向へいく。恋愛がうまくいかないイライラは、仕事中に客に当たり散らしてしまう。
その結果、仕事もクビになり…。アニーはみじめに実家に帰ることになる。大事な親友の結婚式の前に、様々な問題が発生する。ついには、いじけるアニーに対して周りは諦めの気持ちを表すようになる。結婚式をする側からすると、アニーはやっかいな存在でしかない。
ブライズメイズという儀式はアメリカでは結婚式において最重要なのだろう。同姓の友達がどれくらいいるのか。他者に対する見栄でもあるし、自分の人気者のステータスでもある。ブライズメイズをどのようにやりきるのかが重要となる。
そんな中で、アニーの状態というのは、苦しい立場なのだろう。アニーが様々な状況に苦悩しながら、自らを変えようとする。この状況というのは、かなりインパクトがあるのは間違いないだろう。ラストの場面では、アニーが和解し、みんなと一緒になり楽しそうに結婚式を迎える。
めでたしめでたしのオチだが、途中ではアニーがみじめでしょうがなかった。
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