ブライド・ウエポン


 2019.6.30      地域ぐるみでの人隠し【ブライド・ウエポン】

                     
ブライド・ウエポン [ ジーナ・カラーノ ]
評価:2.5

■ヒトコト感想
ドミニカ共和国にハネムーン中に夫が行方不明となる。知り合いもほとんどいない土地で夫がレジャー中に事故に遭い、救急車で運ばれてから行方不明となる。かなり強烈な状況だ。妻として夫の行方を捜しているのだが、見ず知らずの土地であるために混乱する。このエバが強烈だ。病院で暴れるだけでなく、警察に対しても強気にいく。

実際に事故の現場にいた者に再会しても「知らない」と言われると、ミステリー的な流れを感じずにはいられない。本作ではこのままミステリアスな流れにならず、エバの格闘技を活かした格闘アクションとなる。エバを演じるのが総合格闘家なので迫力はすさまじい。ミステリーとアクションを融合させた作品だ。

■ストーリー
カリブ海のリゾート、ドミニカ共和国。ハネムーンでその島を訪れ、この世の楽園で最高の時間を過ごしていた新婚カップル、エバとデレク。2人を突如、悪夢が襲う。夫デレクが事故に遭い、救急車に乗せられて病院に向かったまま行方不明になってしまったのだ。エバは街中の病院を探し、地元警察にも相談するが、デレクの行方はまったくわからない。だが、彼女は決して諦めない。やがて、デレクの失踪に悪徳医師や犯罪組織が関わっていることを知ったエバは怒りに燃え、壮絶な逆襲を開始する!

■感想
ハネムーンを楽しむエバとデレク。リゾート地でアクティビティを楽しんでいたところ、事故が発生しデレクが大怪我をしてしまう。そこでデレクは救急車に乗せられて病院へ送られるのだが…。妻のエバがデレクが運び込まれた病院へ向かったところ、そんな男は運び込まれていないと言われる。

この流れは強烈にインパクトがある。エバがどれだけあちこちの病院を探してもデレクは運び込まれていない。終いには、アクティビティの場所ですら、その日は休みだったと言われる。

ここまでミステリアスな流れとなると、明らかに大きな組織ぐるみの策略だとわかる。警察すらも取り込まれたような形となり、いつの間にかエバは強制送還させそうになる。船に乗せられ、アメリカに帰らされそうになると船から飛び降りて泳いで戻ってしまう。

そこからはエバの独壇場だ。女総合格闘家が、相手をぶちのめしながらデレクを見つけるために探し回る。エバの行動はエスカレートし、ついには刑事の家にまで乗り込んでしまう。ここでも、娘を人質にとり情報を得ようとする。

エバの怒りがすさまじい。デレクを助け出すためには何でもする女。脅して情報を得てから、あっさりと殺したりもする。この圧倒的な力を隠すことなく表現している。

最終的には、リゾート地ではあるが自分の病気を治すために人を探していた者がいた。デレクがたまたま一致したために、そこからデレク争奪戦が始まる。エバは力を存分にはっきするのだが、最終的には島の人々の助けによりエバはデレクの救出に成功する。超肉体派のエバはいるだけでその存在感はすさまじい。

序盤ではミステリアスな要素が強い。



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