ブライダル・ウォーズ


 2021.1.16      式場を奪い合うヘイト合戦【ブライダル・ウォーズ】

                     
ブライダル・ウォーズ/ケイト・ハドソン
評価:2.5

■ヒトコト感想
幼馴染のふたりが同じ時期に結婚し、同じ時期に結婚式をしようとする。ちょっとした手違いで式場がダブルブッキングとなり、どちらが式場を使うかで争う物語だ。30代の女子というのは親友の結婚を素直に喜べない心境なのだろうか。親友であればあるほど、それぞれに強いこだわりがあり、相手に譲ることはできない。

序盤ではお互い相手のことを思いやりながら冷静な言葉を続けるのだが…。後半では攻撃がエスカレートする。相手の髪の毛が真っ青になるよう仕組んだり、肌がオレンジ色になるように仕組んだり。まるで大統領選のヘイト合戦のように、相手の悪いところを強調する攻撃をする。ラストでは仲直りするのだが…。女同士の戦いは恐ろしい。

■ストーリー
幼なじみのリヴとエマは、人生の幸せな時もそうでない時も、いつも一緒に過ごしてきた親友同士。そんな2人は婚約さえも偶然に数時間差で同じ日にし、それぞれの結婚式の計画をし始めた。彼女たちが選んだ式場は、花嫁の永遠の憧れ、NYプラザホテル。しかし、ホテル側の手違いで同じ日の同じ時間にダブル・ブッキングとなってしまった2人は、どちらか一方が相手に譲らなくてはいけないハメに!

幸せを目前に控えた親友同士は、やがてライバル心をむき出しにし、全面戦争へと発展! 果たして先に憧れの幸せを手にするのは?

■感想
リヴとエマのふたりはいつも一緒。同じ時期に結婚することになり、ふたりは憧れのNYプラザホテルで式を挙げることにするのだが…。ダブルブッキングとなり、どちらかひとりが3年後に式をすることになるのだが…。

アメリカ人の主張の強い女性同士の対決は恐ろしい。それぞれのパートナーである男たちが明らかに引いている。それぞれが介添え人として選ぶべき存在なのに、しがらみからまったく関係のない人を親友として介添え人として選ぶ。そこまでするか?という思いが強くなる。

エマは太目なリブがより太るように黙ってクッキーやケーキの差し入れをする。リヴはそれを婚約者からのプレゼントと思い喜んで食べてあっという間に太ってしまう。リヴはエマがエステで肌をこんがりと色付けすることを予想し、エマの肌がオレンジになるようにいたずらをしてしまう。

エマはリヴが金髪にすることを見越して、こっそりと髪の毛が青色になるように仕組む。あさましいまでの相手を陥れる策略だ。先に既成事実をつけようと友達たちに勝手に式の日取りを連絡したり。あまりにやりすぎている。

結局ドタバタが収まらないまま、式の当日を迎える。そこでどのような結末となるのか。。。結局のところどちらかひとりが妥協し、片方を祝福することになる。30手前で親友が結婚すると聞かされると、思わず焦ってしまい、たいして好きでもない人と無理やりにでも結婚しようとするものなのだろうか。。

女子の親友関係というのは、相手が結婚してからもそのまま続くのかは、ふたりの関係性にかかっているのだろう。マウントのとりあいをするようなふたりであれば、決してうまくいかない。

女子の戦いに男はオロオロするばかりだ。



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