文豪ストレイドッグス DEAD APPLE


 2020.11.20      異能はジョジョのスタンドのようなもの?【文豪ストレイドッグス DEAD APPLE】

                     
文豪ストレイドッグス DEAD APPLE(デッドアップル)
評価:2.5

■ヒトコト感想
文豪たちがイケメンとなりアクションを繰り広げるアニメの劇場版。原作漫画は未読。まったく知識がない状態で本作を見たのだが、やはりキャラクターの特徴がわからないので苦労した。文豪の名前が付いたキャラクターたちが、文豪にちなんだ異能をもつ。異能というのは、簡単に言うとジョジョのスタンドのようなものだろう。

本作では文豪たちの異能が謎の霧により暴走し、持ち主たちに襲いかかるという物語だ。そもそものベースの異能をよく知らないので、辛い。やはり事前にアニメなりを見て、それぞれのキャラの異能を把握していないと厳しい。キャラたちはイケメンでスタイリッシュ。映像も今風のアニメなのでクオリティは高い。

■ストーリー
ヨコハマの裏社会に血嵐吹き荒れた「龍頭抗争」から6年後──。不可解な「霧」のなか、異能力者が自らの力を用いて命を断つという事件が世界各国で発生し、500人を越える死者を生んでいた。内務省異能特務課は、これを「異能力者連続自殺事件」と命名。武装探偵社に、関与が疑われる謎深き異能力者・澁澤龍彦の確保を依頼する。

しかし、時を同じくして太宰が消息を絶つ 。さらに、事件の背後には魔人・フョードルの影がゆらめき・・・。異能力者たちに次々と襲い掛かる、かつてない強敵。街が大いなる悪夢に飲みこまれんとするなか、敦は鏡花と共に澁澤の居城へ走る。だが、そこに現れた芥川から思いもよらぬ真実を告げられ・・・。

■感想
横浜を舞台にした異能を持つ者たちの戦い。よくキャラクターの関係性がわからないのだが、どうやら武装探偵社のメンバーがメインらしい。もともとは原作漫画があり、アニメ化もされている作品の劇場版のようだが…。やはり何かしら事前知識がないと辛い。

キャラクターそれぞれには文豪の名前がついているのだが、見た目はイケメンだ。芥川龍之介や与謝野晶子など、文豪をイメージしたような雰囲気はあるのだが見た目はまったく違う。文豪に詳しくない人が本作を見るとどのような印象をもつのだろうか。。

それぞれのキャラクターは異能と呼ばれる能力をもつ。文豪の作品にちなんだ能力なのだが、簡単に言うとジョジョのスタンドのようなものだ。メモ帳を切り取り、好きなものに変える能力。刀を持ち戦う女戦士を出す能力やなんでもはじき返すトラを出す能力など。

文豪の作品を知っていれば、異能の元ネタもわかるのだろうが…。本作ではその異能に能力者たちが襲われる物語だ。そもそも、キャラの異能を把握していないので、いきなり襲われているシーンを見せられても混乱してしまった。

イケメンでスタイリッシュなキャラがハイクオリティな映像の中で動き回る。戦闘シーンのすばらしさやキャラの個性もすばらしい。ただ、原作やアニメをまったく知らない状態ではかなりつらい。本来なら各キャラクターの個性を把握し、どのような異能を操るのかを理解していないと本作は楽しめないだろう。

ラストで太宰治が相手の異能を無効化する異能というよくわからない能力を使い、物語を終えている。多数のキャラがいるのだろうが、本作では一部のキャラしか登場していない。

原作かアニメを見てから見るべき作品だ。



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