ボブという名の猫 幸せのハイタッチ


 2019.3.26      幸運なジャンキーの復活劇【ボブという名の猫 幸せのハイタッチ】

                     
ボブという名の猫 幸せのハイタッチ [ ルーク・トレッダウェイ ]
評価:3

■ヒトコト感想
本作が実話ということに驚かずにはいられない。プロのミュージシャンを目指しながら、薬物中毒となり人生のどん底にいるホームレスのジェームズ。そんな時に、偶然ノラ猫のボブと出会う。基本はジェームズが再生していく様を描いている。

その過程では、恋人との問題や仲間が薬物中毒で問題を起こすなど、ジェームズの周りは問題が山積みだ。ホームレス専門の雑誌を売ることで、猫と共に雑誌を売るジェームズが話題となる。運の良し悪しもあるが、ジェームズは運が良いだけのような気がした。猫と共に雑誌を売るホームレスは話題となるだろう。その後、ジェームズが本を出すまでになるとは驚きしかない。本作が実話ということに、なにより驚いた。

■ストーリー
ロンドンでプロのミュージシャンを目指すが夢破れ、家族にも見放されてホームレスとなったジェームズ。ある日、どん底の生活を送っていた彼の下に、足にケガをした1匹の野良猫が迷い込む。

■感想
路上でギターを弾き、歌を歌い日銭を稼ぐジェームズ。ホームレスで薬物中毒という、もはや手の付けられない状態の男。そんなジェームズが、ノラ猫のボブと出会うことで変わっていく。ボブに首輪をつけ、ジェームズとボブは常に一緒に行動する。

ボブがいなくなることに必要以上に神経質になるジェームズ。いい感じの仲になれた女の子との関係もボブがいることで、より親密になれる。ホームレスのジェームズが復活していく様は見ていて心地良い。ただ、何か問題が起きるのでは?という不安は付きまとう。

ジェームズは再婚した父親に会いに行ったりもする。ただ、そこではジェームズがジャンキーということで、父親の再婚相手の家族に嫌がられる。ジェームズはあまりにも悲しい環境だ。自業自得というのはあるにせよ、父親との関係も崩壊しつつある。

路上では、ボブがらみのことで問題をおこし収入を絶たれ、恋人との関係も崩壊していく。ジェームズの心を癒してくれるのはボブだけ。ジェームズがボブ中心になるのもしょうがないと思えるようなジェームズの状況かもしれない。

BIGISSUEを売ることで日銭を稼ぐが、そこでもボブを肩に乗せて売り歩くジェームズが話題となる。ホームレス仲間からは目の敵にされるが、ジュエームズが話題となり、ついには本を書くまでになる。そこから、一気にジェームズの本はベストセラーとなる。

これはやりすぎだろうと思ったら、本作が全て実話ということに驚いた。エンドロールで、ジェームズとボブの映像が登場してくる。たったひとつのチャンスをものにしたジェームズはすごい。すべてはボブのおかげのように思えてくる。

実話ということに、驚かずいはいられない。



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