ブラック・ダイヤモンド


 2021.2.5      両手をポケットに突っ込んで戦う【ブラック・ダイヤモンド】

                     
ブラック・ダイヤモンド 特別版
評価:2.5

■ヒトコト感想
黒いダイヤモンドをめぐる争い。泥棒一味が巨大金庫に隠されたダイヤを奪い取る。そこで謎の黒いダイヤを強奪することに成功するのだが…。ジェットリー演じる香港警察の男が黒いダイヤを追いかけ続けている。黒いダイヤの持ち主である犯罪組織は、奪われたダイヤを取り戻すため暗殺者を送り込んでくる。

三者が黒いダイヤを狙うのだが、香港警察の男と泥棒一味はお互いの利害が一致し協力することになる。ジェットリーのアクションがメインだろう。両手をポケットに入れたまま格闘をする。相手の蹴りを蹴りでガードし、両手をポケットに突っ込んだまま蹴りだけで相手を圧倒する。対決する黒人たちの誰もが、このブルースリーが!といいながらやられていくのが笑えてきた。

■ストーリー
誘拐やら盗まれた宝石“ブラック・ダイヤモンド"がらみで、繁華街を舞台にバトルが勃発。サディストなボス(マーク・ダカスコス)率いる犯罪組織相手に、ライバル転じて相棒になった2人がド派手に立ち回る。

■感想
泥棒一味は入念な準備をし、巨大な金庫を破りダイヤを手に入れようとする。まずこの金庫破りの鮮やかさが強烈だ。しっかりと役割分担されており、巨大な金庫は液体窒素で瞬間的に凍らせて扉を破壊している。金庫の中には多数のダイヤに紛れて黒いダイヤがある。

なんてことない黒いダイヤかと思いきや、これには重大な秘密があった。泥棒一味は黒いダイヤを盗んだことで犯罪組織に狙われることになる。そして、黒いダイヤを探す香港警察の男からも追いかけられることになる。。。

泥棒一味のリーダーの娘が犯罪組織に誘拐された。黒いダイヤを盗んだ報復なのだが、そこで香港警察の男と利害が一致し協力することになる。ジェットリー演じる香港警察の男は、圧倒的な格闘能力がある。両手をポケットに入れていかにも余裕なそぶりで戦う。

印象的なのは、相手の蹴りを全て蹴りで受け、蹴りで相手を倒してしまうシーンだ。男が両手を使うのは多人数に囲まれた時だけ。1対1では両手は常にポケットに入れたままだ。闇の格闘場に紛れ込んだ際には、闇の格闘家たちを全て倒してしまっている。

ラストは黒いダイヤの正体が明らかとなる。黒いダイヤは圧縮されたプルトニウムで、それを使い核爆弾と同じ威力のある兵器を簡単に持ち運べるようになるらしい。香港警察の男は黒いダイヤを取り戻すため犯罪組織のボスと対決する。

相手も格闘に自信があるようだが、やはりジェットリーの格闘には勝てない。泥棒一味も娘を無事に取り戻している。本来は泥棒一味が盗みを働いたのが悪いのだが…。香港警察の男は黒いダイヤさえ取り戻せればあとはどうでもよいのだろう。

ジェットリーの格闘シーンが強烈に印象に残っている。



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