ビッグ・フレンドリー・ジャイアント


 2020.8.8      すさまじい巨人のインパクト【ビッグ・フレンドリー・ジャイアント】

                     
BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント [ マーク・ライランス ]
評価:3

■ヒトコト感想
ロンドンの街に巨人がいる。偶然巨人を見かけたソフィーは巨人に連れ去られてしまう。巨人の見た目はおじいさんだが、体は二階建ての家くらいある。巨人の国ではさらに大きな巨人たちが暮らしている。ソフィーをさらった巨人はBFGという名前らしい。巨人の国では小さくていじめられているBFG。人間を食べる巨人たちからソフィーを守ろうと奔走する。

夢を操作し、相手に好きな夢を見させることができるBFG。人間の子供が行方不明となり、すべては巨人たちがさらっていたと知ると…。近代的なロンドンの女王の前にBFGが姿を現したらどうなるのか。BFGとソフィーのちょっと心温まる交流が描かれている。巨人たちの食べ物や、女王と出会った時の困惑などがポイントだ。

■ストーリー
ロンドンの児童養護施設で暮らす女の子ソフィーは、ある夜中、巨大な何者かにさらわれてしまう。連れて来られたのは何もかもが巨大な<巨人の国>。彼女を連れてきた心やさしい巨人BFG(=ビッグ・フレンドリー・ジャイアント)と、ソフィーは次第に心を通わせていくが、他の粗暴な巨人たちは、自分たちの大好物“ニンゲンマメ(=人間)”をBFGがかくまっているのではと、ひそかに疑い始めていた…。ディズニーとスピルバーグが贈る、イマジネーションあふれる、奇跡のファンタジー・アドベンチャー!

■感想
養護施設で暮らすソフィーは偶然巨人を見かけてしまう。そして、さらわれて巨人の国へ行くことに。。巨人たちは人間を食べようとする。BFGだけが巨大なキュウリのようなものを食べ、人間を食べようとしない。巨人の国でのソフィーの戸惑いが面白い。

BFGに助けられて巨人たちから姿を隠すことに成功する。BFGが相手に好きな夢を見せることができるなど、ファンタジーにあふれている。極めつけは炭酸の泡が上から下に流れる水だ。それを飲むと、上から下に炭酸が抜けていくので、必然的におならがでることになる。

ソフィーとBFGは仲良くなるのだが…。巨人たちが子供をさらって食べようとしていることを知るソフィー。ここからイギリスの女王にそのことを知らせようとする。女王の夢に子供たちが巨人にさらわれるという夢を見させる。そして、現実にソフィーとBFGが目の前に現れると、女王は目の前の現実を受け入れるしかない。

BFGの姿を見た人間たちの困惑はすさまじい。突然7M程度の大きさがある巨人が目の前に立つと、それだけでかなりインパクトがある。BFGのために大量の目玉焼きと食パンがあるのが強烈なインパクトがある。

BFGの案内でイギリス軍は巨人の国へ行く。そこで人間たちによる巨人狩りが始まるのかと思いきや…。巨人たちをどこかの孤島に集めてそこで生活させようとする。巨人たちの圧倒的な存在感と、BFGだけが巨人の中でも味噌っかす扱いされているというのが面白い。

見た目は老人なのだが、超巨大。それでいて、心優しくソフィーを守ろうとする。巨人がどのような理由で存在するのかなど、細かい整合性はどうでもよいのだろう。この世界のどこかに巨人がいるというのが何よりロマンがある。

巨人のインパクトはすさまじい。



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