バリスティック


 2021.5.13      ルーシー・リューがメインの作品【バリスティック】

                     
バリスティック
評価:2.5

■ヒトコト感想
元FBIエージェントのエクスが、国防情報局長の息子誘拐事件を調査する。誘拐したのは局長と昔付き合っていた女だ。この女をルーシーリューが演じるのだが、ルーシーを目立たせるためだけの作品だ。ひとりでFBIや武装組織と戦いながら局長へのプレッシャーをかけ続ける。隠れ家には大量の武器が用意されており、すべては用意周到にすすめられた計画だった。

エクスが女に接触して戦うのだが、それは中盤まで。終盤では局長が実はエクスの妻を奪っていたことを知り、エクスは女と協力して局長の武装組織と戦うことになる。激しい爆風が吹き荒れる中での孤高の戦い。結局のところルーシーがすさまじい戦闘能力をもっていることを示して終わっている。

■ストーリー
アントニオ・バンデラス、ルーシー・リューという、アクション映画としては魅力的なコンビが実現した1作。元FBIのエージェント、エクスが、国防情報局長の息子が誘拐された事件を任される。事件の鍵を握るのは、裏切り者の女エージェント・シーバー。誘拐の裏に隠された陰謀もからみ、ふたりの壮絶で果てしないバトルが展開していく。

■感想
ルーシーリューを目立たせるためだけの作品だ。局長の息子が誘拐された。小さな子供の前に立ちふさがる一人の女。あきらかにルーシーリューだけがクローズアップされている。たったひとりで局長に復讐するためだけに行動する。女の回想シーンから想像するに、過去に局長との子供を産んでいたのだろう。

子供は恐らくは殺されたかしたのだろう。女の強い復讐心は他者を圧倒する。局長が指揮する武装組織の執拗な追及をかわしながら、女は目的を達成している。

エクスはFBIの副長官のツテで、辞めたはずの仕事に復帰する。目的は局長の誘拐された子供を助け出すことなのだが…。エクスはどこかアウトローで局長の武装組織とは反目しあう。明らかに局長が悪者で、エクスや女が復讐を目指すという流れだ。

エクスは妻を局長に奪われている。その方法がいかにも古典的で、そんなことで騙されるなんてことがあるのか?と疑問に思わずにはいられない。エクスが生きていることを知ると、局長の妻はエクスの元に帰ろうとする。

ラストはエクスと女が局長の武装組織と戦うことになる。貨物列車の修理場のようなところで戦闘がくりひろげられる。エクスたちはあちことに爆弾を仕掛けているので、敵が来るたびに激しく爆発し、貨物列車が空中に飛び交っている。

恐らくはラストのこのシーンがメインなのだろう。激しい爆風が吹き荒れる中で、エクスは爆風の中を駆け抜けている。エクスと女のふたりだけで、何人もの武装集団を倒し、ついには局長までも倒している。

ルーシー・リューを目立たせるためだけのアクション映画だ。



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