バレット・オブ・ラヴ


 2019.7.1      スピリチュアルな雰囲気が際立つ【バレット・オブ・ラヴ】

                     
バレット・オブ・ラヴ [ シャイア・ラブーフ ]
評価:2

■ヒトコト感想
不思議な作品だ。死んだ母のお告げを信じてブカレストに旅立つチャーリー。道中の飛行機の中で偶然隣り合わせになった男と会話を繰り返す。なんてことない旅の一場面のはずが、隣の男が突然死亡する。冒頭から、死んだ母親のお告げや、飛行機の隣の席で死んだ男と会話をするなど、スピリチュアルな流れが強い。

死亡した男から告げられた、娘に会えという言葉。それだけを信じてチャーリーは娘のガブリエラに出会う。ガブに一目ぼれしたチャーリーは、ガブの夫であるナイジェルとトラブルになる。チャーリーは、自身は特別な力はないのだが、周りを巻き込む熱さがある。ガブと良い関係になりたいチャーリーと、探し物のためにひたすらガブに絡み続けるナイジェル。チャーリーが危険な目に遭うのは目に見えている。

■ストーリー
母のお告げを信じ、ルーマニアのブカレストに飛び立つ青年チャーリー(シャイア・ラブーフ)。飛行機で隣の席だった男が急死し、彼の頼みをきいて娘ガブリエラ(エヴァン・レイチェル・ウッド)に会いに行く。チェロ奏者の彼女に一目ぼれしたチャーリーだが、ガブリエラはギャングのボス、ナイジェル(マッツ・ミケルセン)の妻だった。チャーリーは彼女との恋を実らせるため、ブカレストを奔走するが次第に命を狙われはじめ…。

■感想
母のお告げを信じてブカレストに向かったチャーリー。偶然知り合った男が死んだことで、娘のガブと知り合いになる。チャーリーはガブに一目ぼれし、トラブルに巻き込まれていく。チャーリーは何をしにブカレストに向かったのか。目的なしにブカレストに行き、ホテルで同じような若者たちと過ごすことになる。

この時点では、チャーリーの行く末は不明だ。ガブに恋をし、ガブの近辺に近づいたことにより、ギャングに狙われることになる。すべての元凶はガブであることは間違いない。

チャーリーはガブに恋をしたため、ナイジェルからガブを奪い取ろうとする。ナイジェルはゴリゴリのギャングなので、下手したら殺されることになる。チャーリーは何度もボコボコにされながらも、懲りずにガブの周りをうろちょろする。

そして、他のギャングにも狙われることになるチャーリー。狙われる原因は殺人現場を撮影したビデオテープにある。これを誰が見つけるのか。チャーリーは偶然テープを見つけてしまう。その結果、仲間を人質にとられ脅されることになる。

チャーリーとガブの恋愛物語かと思いきや、ガブがナイジェルに心変わりしていく。チャーリーは母のお告げを思い出し、最後に無謀な行動にでる。終始このスピリチュアルな流れにどのような意味があるのかわからない。

結局のところ、チャーリーはギャングに捕まりつるし上げにされ、絶体絶命のピンチとなる。そこに警察がやってきたことで命だけは助かるのだが…。結局、スピリチュアルは何のためにあったのかがまったく説明ないまま物語は終わっている。

スピリチュアルな現象の意味があまり説明されていない。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp