アトミック・ブロンド


 2020.2.10      四方八方敵に囲まれても生還する女【アトミック・ブロンド】

                     
アトミック・ブロンド [ シャーリーズ・セロン ]
評価:3

■ヒトコト感想
MI6に所属するロレーンは東西冷戦中のベルリンに潜入し二重スパイを探す任務につく。世界中に散らばったMI6のスパイをリスト化したものが盗まれ、それを探し出す任務もある。ロレーンがベルリンへ入国すると、とたんに正体がバレて襲撃を受けてしまう。ロレーンは誰が二重スパイかわからない状態のまま、周りが敵だらけの状況で任務を達成しようとする。

冒頭、MI6の幹部から事情聴取されるロレーン。顔がボロボロのことから何か大きな戦いがあったことをうかがわせる。回想形式で物語はすすみ、ロレーンの奮闘が描かれている。敵に囲まれたとしても、ロレーンは一人で切り抜けている。激しい肉弾戦が本作のメインなのだろう。鮮やかな暗殺シーンはすさまじいインパクトがある。

■ストーリー
1989年、東西冷戦末期のベルリン。世界情勢に多大な影響を及ぼす極秘情報が記載されたリストが奪われた。イギリス秘密情報部MI6は凄腕の女性エージェント、ロレーン・ブロートンにリスト奪還を命じる。ベルリンに潜入中のエージェント、デヴィッド・パーシヴァルとタッグを組み任務を遂行するロレーン。

彼女には、リスト紛失に関与したMI6内の二重スパイ、“サッチェル"を見つけ出すという、もう1つのミッションがあった。リストを狙いベルリンに集結する世界各国のスパイ。誰が味方で誰が敵なのかわからなくなる状況下、ロレーンと世界の運命は?

■感想
ロレーンがベルリンに入り込んだとたん、乗ったタクシーの運転手に襲われる。激しい攻防の末、ロレーンは脱出することに成功する。MI6の幹部たちに尋問されているロレーンの姿はボロボロだ。顔も傷だらけで、明らかに何かがあったのが想像できる。

スパイのリストが頭に入った男を救出するのがロレーンの役目のひとつ。そして、もう一つは二重スパイをあぶりだすこと。激しい戦いの連続の中で、ロレーンはリストを覚えた男を救出することに成功するのだが…。そこから激しい追撃が続くことになる。

ロレーンの格闘シーンはすさまじい。次々と襲い掛かる世界中のスパイたちから、男を守りながら逃げ続けている。銃撃戦を繰り広げ、近接戦闘もおてのもの。ただ、相手も手練れなのでロレーンは反撃を受け負傷する。

警官の車を奪い取り逃げ切ろうとするのだが…。ここでの激しいカーチェイスもすさまじいインパクトがある。追っ手はダンプにはねられ車が大破したりもする。逃げ切ったかと思ったその瞬間、横から車が突っ込んできて車が川に落ちてしまう。そして、男は逃げ出すことができず溺死してしまう。

ボロボロのロレーンの状態から、事態の激しさが想像できる。そしてMI6の幹部たちにも自分の有能さと幹部たちの無能さを熱弁する。ラストではまたしてもロレーンのすさまじい能力を見せつけられることになる。ひとりっきりで敵の中に入り込み、リストを渡すふりをして相手をせん滅してしまう。

どれだけ大人数がいたとしても、あっさりと相手を殺害してしまうその勢いに圧倒されてしまう。どれだけ銃弾が飛び交ったとしても、ロレーンは切り抜け生還してしまう。

シャーリーズセロンのアクションはすさまじい迫力がある。



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