アサルト13 要塞警察


 2020.12.11      大吹雪の中の警察署での攻防【アサルト13 要塞警察】

                     
アサルト13 要塞警察
評価:2.5

■ヒトコト感想
吹雪で孤立した警察署を舞台とした本作。外は大吹雪。警察署には少数の警官と、拘留された囚人たちがいる。囚人の中のひとりにビショップという凶悪犯がいる。警官たちは警戒しながらも、どこか新年を祝う気持ちで浮かれている。そこに突如として武装集団が襲い掛かる。

この段階ではビショップを救い出そうとした武装組織かと思いきや、実はビショップを殺すためにやってきた者たちだった。いつの間にか、ビショップを守るために警察署に立てこもり、外の武装組織と戦い始める警官たち。囚人たちも協力して戦うのだが…。外の組織が実は警官で、内部にも裏切り者がいるということで、事態はさらに混乱してくる。吹雪の中での激しい戦いの物語だ。

■ストーリー
ジェームズ・デモナコ脚本による、『トレーニング・デイ』のイーサン・ホークと「マトリックス」シリーズのローレンス・フィッシュバーンが共演したアクション。吹雪で孤立した警察署を舞台に、警官と凶悪犯が突如襲って来た謎の武装集団に立ち向かう。

■感想
外は大吹雪。ビショップをとらえた警察署では、最大限の警戒をはっているのだが、どこか浮かれ気分がある。囚人たちが暴れないかだけを気にしていた警官たちだが、外から思わぬ来訪者がある。覆面をかぶった謎の武装組織が囚人たちを捕らえている牢屋に押し入ってくる。

そこで対抗する警官たち。凶悪犯であるビショップを救出しにきた仲間かと思いきや…。ビショップ自身の口から狙われていることがわかる。ここで、ビショップを武装組織に引き渡せばすべては丸くおさまったはずなのだが…。

実はビショップと多数の警官が結託して犯罪を行っていた。それがバレることを恐れた警官たちがビショップを始末しようとしていた。そのことに気づいた警官たちは武装組織と対決することを決意するのだが…。外は吹雪で助けをよぶことができない。

助けといってもどこまで汚職警官たちの手が伸びているかわからない。孤立した警察署内部でもいさかいが起こる。ここで外の武装組織と警察署内部の駆け引きが始まる。多数の犠牲がでることもあるのだが、脱出しようとして殺されるパターンもある。

警察署内部にも実は汚職警官はいた。そのせいで、警察署内部の警官たちは絶体絶命のピンチに陥るのだが…。外が吹雪いているというのがポイントだろう。イーサンホーク演じる刑事が、ひとり気をはいて対抗しているのだが、そもそも囚人たちを引き渡し、何も知らない体で通せば問題なかったのだろう。

同僚刑事が死にまくったのも、ひとつの判断ミスのような気がした。一番得をしたのは、いつの間にか武器を渡され対抗することになったビショップであることは間違いない。

裏切り者が後半に判明するのだが、それはそれで衝撃的だ。



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