アルゲリッチ 私こそ、音楽!


 2020.10.8      エキセントリックなピアニスト【アルゲリッチ 私こそ、音楽!】

                     
アルゲリッチ 私こそ、音楽!
評価:2.5

■ヒトコト感想
アルゲリッチという有名なピアニストのドキュメンタリー。自分はアルゲリッチのことをよく知らない。激しくピアノを弾く白髪交じりの中年おばさん。なんとなくだが性格が難しそうな雰囲気はある。若いころはその美貌とピアノ演奏のすばらしさで有名であったのだろう。自由奔放で情熱的な性格だというのは伝わってきた。

元旦那もピアニストで音楽家のもとには3人の娘がいた。別れたあと、娘とアルゲリッチの関係など、プライベートな部分も語られている。娘たちも母親に似て美しいのだが、子供がそれぞれ父親の人種が違うことを思わせる顔つきをしている。芸術家なので常識では考えられない思考なのだろう。現在のアルゲリッチもコンサート前では緊張してナーバスになるというのが意外だった。

■ストーリー
子供の頃から類稀な才能を発揮し、16歳で既に“生ける伝説"と呼ばれたマルタ・アルゲリッチ。麗しい美貌とは裏腹に、力強く圧倒的な演奏でたちまち世界中にその名を広げ、以降、約50年以上に渡りクラシック界の“女神"として君臨し続けている。しかし、スキャンダラスな私生活や気分屋で情熱的な性格は有名で「奔放な性格も彼女の芸術の一部」と称される。本作はそんな彼女のこれまで明かされる事のなかった演奏会の裏側、家族との姿、3人の娘たちの想い等、極めてプライベートな部分に迫り、核心を掘り下げてゆく。

■感想
10代で生ける伝説といわれるような女・アルゲリッチ。演奏家としての才能はずば抜けていた。娘から見た現代の母親の姿を中心に、世界各地でコンサートを開く様子が密着で描かれている。基本はドキュメンタリーなのだが、コンサートシーンだけでなく、家庭内で娘たちと語らう姿なども描かれている。

娘目線なので、アルゲリッチの元旦那である娘たちからしたら父親にあたる男との会話もある。両親が共に有名なピアニストの家庭ということは、娘もなんらかの音楽的な才能を受け継いでいるのだろう。

芸術家というのはえてして気難しいものなのだろう。アルゲリッチも風貌は白髪交じりのおばさんなのだが、言葉や行動がエキセントリックだ。コンサートで世界中を周るのだろう。スーツケースをもった状態で各国を周る。その際に、その国の担当者がVIPを迎えるようにお出迎えをしている。

日本でのコンサートのシーンが描かれているのだが、そこでは日本食を堪能しながら、端々では様々な悪態をついている。かなり難しい芸術家だというのはわかる。かなり強烈だ。

芸術家の両親に育てられた娘。両親の不和で、ほかの子供たちと疎遠となってしまったりもする。アルゲリッチと暮らすのは娘たちだけ。父親の方には息子もいる。薄い関係かもしれないが、血のつながっている兄弟がいる。

一緒に暮らしていない兄弟というのは複雑な状況だ。アルゲリッチという絶対的な母親がいる状態で、娘たちはアルゲリッチの扱いに苦心している部分も表現されている。周りのおつきの人たちも、それなりにはれ物に触れるような扱いをしているのが印象的だ。

やはり芸術家は特殊なのだとわかった。



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