あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない


 2019.12.5      アニメを見ていた人がターゲットだ【あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない】

                     
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
評価:2.5

■ヒトコト感想
昔、話題になっていたのは知っていたが、見たことはない。原作小説も未読。アニメも見ていない。ただ、過去にテレビドラマとして実写版が放映されていたので、それを見たことはある。本作はアニメとして放送されていた各回の総集編的な扱いなのだろう。そのため、かなりダイジェストにストーリーが展開されている。

恐らくだがアニメを見続けた人ほど作品の魅力を感じることはできないだろう。自分の場合もかろうじでテレビドラマを見ていたのでついていくことができた。これがなんの予備知識もなしに見ると、面白さや感動ポイントがわからずに戸惑ったことだろう。アニメファンは本作にどのような評価を与えたのだろうか…。

■ストーリー
幼馴染み6人のちょっと不思議なひと夏を描いた人気アニメの劇場版。子ども時代の事故をきっかけに心を閉ざし、離れてしまった仲良し6人組。夏のある日、事故で死んでしまっためんまがじんたんの前に現れるが…。

■感想
話題になっていてアニメもヒットしていたようなので気にはなっていた。それでも見る機会がなく、実写版のドラマを先に見てしまった。そのおかげでなんとなくストーリーは把握できた。本作はアニメの総集編を劇場版にしたもののため、建前上はアニメを見ていなくとも楽しめる作りにはなっているはずだ。

めんまがすでに死んでいて、ジンタンにだけは姿が見える。幼いころのトラウマを、成長し大人になってからも同じように心に抱え込んでる。男女のグループの感動物語なのだろうことは簡単に想像できた。

幼馴染6人の不思議な話。おそらく感動する場面は多々あるのだろう。実在の場面をアニメに登場させており、その場所が聖地となってアニメファンたちが集まる場所になっているのも知っていた。ただ、なぜそこまで本作が話題になっていたのかは不明だ。

ちょうど流れ的にはエヴァンゲリオンに近いのかもしれない。アニメをちゃんと見ずに話題になっているからと劇場版の総集編だけを見ても、その面白さは理解できないだろう。本作も同様に、やはりアニメを見ているというのが前提のような気がした。

ラストは印象的な曲からめんまが成仏?するという流れとなる。実写版を見ていたので、そこまで違和感はないが、初見であれば、なぜめんまは小学生のままなのか?という疑問をもってしまうだろう。

大人になった幼馴染たちが、定番的にグループ内で誰が好きだったという話になる。ありがちな流れなのでそこまで驚きはないのだが…。めんまの死が周りに与えた影響の大きさや、その他の者たちのインパクトのあるエピソードの数々など、それなりに見どころは沢山ある。

やはりアニメを見ていた人をターゲットにしているのだろう。



おしらせ

感想は下記メールアドレスへ
(*を@に変換)
pakusaou*yahoo.co.jp