2020.2.4 序盤の無差別テロのシーンは強烈だ【アメリカン・アサシン】
アメリカン・アサシン
評価:2.5
■ヒトコト感想
冒頭からいきなりビーチで中東系の男たちがマシンガンをぶっ放し無差別テロを実行する。その絶望感はすさまじい。逃げ惑う人々。その中でミッチは銃弾で負傷しながらも恋人を助けようとするのだが…。テロに対する恨みを晴らすべくミッチは最強のエージェントとして成長していく。
復讐だけを希望に日々を鍛錬についやすミッチ。CIAの特殊部隊の鬼教官にしごかれながら成長していくのだが…。そこから先ではプルトニウムが強奪され、どこからか謎の男によりひそかに核爆弾が作られてしまう。すべての元凶は鬼教官の優秀な教え子だった。死んだと思われた優秀なエージェントが逆にCIAに弓を引く形となる。鬼教官の新旧弟子対決といったような感じだ。
■ストーリー
ごく普通の青年が最強のエージェントに成長していくスパイアクション。無差別テロで恋人を失ったミッチは、テロリストへの復讐を決意。CIAは彼の潜在能力を高く評価し、極秘スパイチームにスカウトする。ミッチは過酷な訓練をこなしていくが…。
■感想
鬼教官の優秀な弟子であった男は、ある任務により死亡したかと思われていた。それが、暗躍するゴーストとしてミッチたちの前に立ちふさがる。序盤はミッチが復讐の鬼となる過程が描かれている。恋人を無差別テロにより失い、失意のどん底から復活する。
その原動力は復讐しかない。CIAにその潜在能力を認められ、エージェントとしての訓練に参加する。そこでの訓練は半端ではない苦しさだ。優秀な生徒たちも次々と脱落していくが、ミッチだけは恨みの気持ちを原動力として優秀なエージェントに成長していく。
プルトニウムが何者かに盗まれ、ひそかに核爆弾が製造されているという情報がCIAに入る。そこで鬼教官であるハーリーの弟子であった男がゴーストではないかとなる。すこぶる優秀なエージェントであった男は、ある任務で死亡したと思われていたのだが…。
そこから男はひたすらCIAに対して復讐の鬼となる。ハーリーの今の弟子であるミッチと昔の弟子でハーリーの分身と言うくらいすべての暗殺技術を教え込まれた男ゴースト。このふたりの対決が物語のクライマックスとなっている。
ラストはプルトニウムを積んだボートを追いかけるアクションとなっている。アメリカ海軍も総出で追いかけるが、局所的にはミッチとゴーストのボート上での肉弾戦となっている。激しい戦いを繰り広げ、その結果、爆弾は海の底に沈むのだが…。
この爆弾が爆発した際の映像的なインパクトがすさまじい。海に穴が開くほど大きなくぼみができ、そこから巨大な波が周囲を覆いつくす。周りにはアメリカ海軍の空母があるのだが、巨大な空母さえも飲み込んでしまいそうなくらいの巨大な波だ。
序盤の無差別テロシーンと終盤の巨大な波のシーンが見どころだ。
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