2020.9.22 超巨大サメがビーチにやってくる【MEG ザ・モンスター】
MEG ザ・モンスター[ ジェイソン・ステイサム ]
評価:3
■ヒトコト感想
深海に巨大なサメがいた。200万年前の巨大ザメがビーチにやってくるとどうなるのか。ジョーズよりもはるかにでかいサメが人々を襲う。序盤は深海で遭難した探索船を救助するという流れであったのが、後半からは、がっつりと巨大ザメとの対決となっている。
深海では未知の生物がいることはあるのだろう。超巨大なサメがいたとしても驚きではない。それが、探索船を引き揚げた際に、深海の海流が一時的に上がり、それに乗る形で巨大ザメが洋上に現れる。ぱっと見は鯨と間違えるほど巨大だ。巨大な船と同じくらいの大きさがあり、どう猛で血の匂いがすると突っ込んでくる。ジェイソンステイサムが最終的には体ひとつで巨大ザメと戦うのが本作のメインだろう。
■ストーリー
大陸から200キロ離れた海洋研究施設から、潜水した探査船が未知の海溝を発見。しかし喜びもつかの間、船は未知の海域で消息を絶った。潜水レスキューのプロ、ジョナス・テイラー(ジェイソン・ステイサム)は、救助に向かった先で、生物学の常識を超えた“モンスター"=MEGに遭遇。200万年前に実在し、絶滅したとされるその巨大ザメは、ジョーズの3倍以上の大きさで船を破壊し、研究施設を壊滅。そして陽光まばゆいビーチまで浮上してきた…。ジョナス率いる海洋エキスパート・チームは、この究極の危機をどう乗り切るのか?
■感想
深海を探索していた探索船が得体のしれない巨大な生物に襲われ身動きがとれなくなる。探索船を救出するのは、潜水レスキューのプロであるジョナスだ。ぶっきらぼうで敵を作りそうなタイプではあるが、ジェイソン・ステイサムが圧倒的な迫力でレスキューを続けている。
深海での緊迫感あふれる救出作業。過去に一度、多くの人を助けるために一部の人を見殺しにした経験のあるジョナス。今回も、一部の犠牲を出しながら、巨大ザメの魔の手から逃れ、無事に救出に成功する。この前半部分だけで映画作品として成り立ちそうな流れだ。
本作は中華の資本が入っているのだろうか。ジョナスに恋するヒロイン役は中国人であり、あちこちに中国人が登場してくる。さらには、巨大ザメが洋上に現れた際に、襲い掛かるビーチというのが中国のビーチだ。一瞬ハリウッド大作かと思ったのだが、かなり中国よりの作品となっている。
メインキャストはほとんどが白人なので、ハリウッド的な作品のふりをして中国人受けを狙っているような形かもしれない。巨大なサメが、人がごった返すビーチにゆっくりと入り込むシーンは強烈だ。
どこまでも追いかけてくる巨大ザメ。海洋研究所のスポンサーが、自分の責任にされることを恐れ、こっそりと巨大ザメを始末しようとしたのだが…。爆弾を投下して巨大ザメを殺そうとするなど、かなりアグレッシブな行動だ。
結局はジョナスたちが、巨大ザメを追いかけ、最後は生身の人間が巨大ザメの目にモリを突き刺すなどして倒そうとする。超巨大なサメだが、素早く動き、海上をジャンプしたりもする。この動きの多彩さには圧倒されてしまう。
巨大ザメのインパクトはすさまじい。
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