アイ・フィール・プリティ!人生最高のハプニング


 2020.5.17      人は心のもちようによって美女にもなれる【アイ・フィール・プリティ!人生最高のハプニング】

                     
アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング [ ミシェル・ウィリアムズ ]
評価:3

■ヒトコト感想
容姿にコンプレックスのあるレネーは、自分の容姿のせいで何に対しても積極的になれない。周りの美しい女性に目がいき、自分との違いを考え悲しくなる。自分を変えるために通い始めたフィットネスジムでハプニングが起こる。頭をうって目を覚ますと、自分の容姿がいつのまにか美しい美女へと変化している。。と思い込んでいるのではレネーだけ。実はレネーの容姿は前と変わっていない。

レネーだけが勝手に思い込んでいた。容姿に自信をもつようになったレネーは、自信満々におしゃれ企業の受付の就職面接へ申し込む。超ポジティブな性格でいつの間にか周りを巻き込むレネー。ただ、その魔法はとけてしまう。見た目は変わっていないが、心の持ちようで人は変わっていくという物語だ。

■ストーリー
人生は<たった一瞬>で輝きだす! 自分の容姿にコンプレックスがあり、仕事も恋も積極的になれないレネー(エイミー・シューマー)。ある日、自分を変えようと通いはじめたジムでハプニングに見舞われ、頭を打って気を失ってしまう。そして目覚めると、絶世の美女に変身していたのだ(とただの勘違い)! 見た目はそのまま、超絶ポジティブな性格に生まれ変わったことでレネーは自信に満ち溢れ、仕事も恋愛もすべてが絶好調になるが・・・! ?

■感想
レネーは確かに太目だが、痩せればきれいになるタイプかもしれない。レネーの親友も太目で男にもてるタイプではない。レネーはスレンダーな美女と自分を比較し落ち込んでしまう。目の前で美女はイケメンにナンパされる。レネーは薬局の店員扱いをされてしまう。

レネーのような考え方の人はそれなりにいるのだろう。そんなレネーがジムでトレーニング中に、アクシデントに見舞われてしまう。レネーは頭を打ったショックで自分が美女に変身したように思い込んでしまう。

ここからが強烈だ。レネーの見た目はまったく変わっていないのだが、レネー自身は自信まんまんに自分は美女だと思い込んでいる。周りの人々のなんとも言えない表情が秀逸だ。美女のていで会話をしてくるレネーだが、周りは何も言えない。

特に受付係に応募したレネーを見る周りの目が最高だ。レネーは自分が太っていたことを思い出し、化粧品の利用者が共感できるようなモデルを選ぶべきだと進言する。いつのまにか自身まんまんのレネーはおしゃれ企業の重役に認められ、とんとん拍子に出世していく。

レネーは美女だと思い込み、親友たちにひどい扱いをしている。かなり最低な行動だが、レネーは変わっていく。本作のポイントは、レネー自身はまったく変わっていないのだが、レネーが勝手に思い込み、その魔法が切れたとこれまたレネーが勝手に思い込んでいる。

いちど美女の気持ちを味わったレネーは、そこから変わっていく。結局は容姿ではなく心のもちようということなのだろう。レネーの周りの人々も、レネーがどのような状態だったかわからないまでも、あたたかく向かい入れているのが良い。

自信まんまんのレネーは最高だ。



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