68キル


 2020.5.28      異常者だらけのロードムービー【68キル】

                     
68キル [ マシュー・グレイ・ギュブラー ]
評価:2.5

■ヒトコト感想
ヒモ男とビッチな娼婦が大金を盗みだそうとしたことから殺人の連鎖となる。ヒモのチップは彼女のライザの提案で金持ちの家にある大金を盗み出す計画をたてる。ライザは娼婦のため、金持ちの家の中で大金のありかを知っている。チップと盗みに入ったはいいが…。ひとつの殺人からチップの逃亡がスタートし、行く先々で次々と殺人が連発される。

目撃者の女といつの間にか逃亡することになるチップだが、行く先々で異常な者と激しい交戦がある。血みどろの物語であることは間違いない。ライザの変態兄が、女たちを見境なしに凌辱していく。内臓が飛び散り、銃弾が飛び交う。後先のことは何も考えない異常な人々が欲望のままに動く物語だ。

■ストーリー
ヒモ、ビッチ、サイコ、ギャング…最後に笑うのは誰だ! ?気弱で女好きの配管工チップは、美人なガールフレンドのライザに頼まれると嫌とは言えない。彼はライザから、知り合いの金持ちが金庫に隠している6万8000ドルを盗みに行こうと誘われ、渋々同行する。しかし、留守なはずの家主は家にいて、犯行はあっさり失敗。逆上したライザは家主を惨殺してしまう。二人は金を奪って逃走を図ろうとするが、邸内にはもう一人、不運な目撃者がいた…。

■感想
チップはライザと怠惰な生活を続けていた。それが、ライザにそそのかされて金持ちの家に深夜に忍び込むことになる。ここで7万ドル近く手に入れたのだが、家主に見つかり、ライザが思わず家主を殺害してしまう。そして、家主の死体を見つけた女は大騒ぎする。

ここでチップはライザの異常性に嫌気がさして目撃者の女と逃亡することに。ライザの異常者具合がすさまじい。殺人をなんとも思っていない。さらにはライザの兄がライザに輪をかけて異常だ。女をなぶり殺すことに快感を感じている。

チップと女の逃亡劇はいつの間にか恋のようなものが芽生え始める。大金を手に入れて逃亡しようとするのだが…。行く先々でトラブルが起きる。スタンドでガソリンを入れようとしたところ、そこでも店員とトラブルとなり…。

チップが大金を持っていることを店員の女に知られてしまう。チップはモーテルに女と宿泊したのだが、目が覚めると女が首を引き裂かれて死んでいた。ここから店員の仲間とチップとの激しい戦いがスタートする。基本はチップが捕らえられる形となる。

チップは捕らえられ、店員の女の仲間たちから殺されるのは目に見えている。じっくりとあぶり殺されるかと思いきや、そこに突然ライザと変態の兄が現れる。あっという間に店員女の仲間たちを撃ち殺してしまう。ここからは変態兄貴が自分の欲望のおもむくままに行動する。

血みどろの物語はとりあえず終わりを告げたかと思いきや、最後の最後にチップの逆襲がまっている。血みどろの死体だらけ。銃弾を眉間に一発撃ち込まれて死んだら運が良い方で、腹を裂かれて腸が飛び出す死体まである。

強烈なスプラッタ映画だ。



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