2018.8.17 地球が滅亡する日 【2012】
評価:3
■ヒトコト感想
マヤ歴などで2012年に世界は滅亡すると予言めいたことを言われていた。本作では、2012に世界が滅亡する姿を描いている。地割れが起こり、超巨大な津波が起こる。となると、人間は生存するすべがないかと思いきや…。事前に世界の終わりの兆候を読みとっていた者たちから、権力者に連絡が行き、選ばれた者だけが生き残る超巨大な船を準備していたりもする。
このひそかなプロジェクトは世界各国で秘密裏に行われていた。衝撃なのはやはり世界滅亡の映像だろう。地面が割れ、人々はもはやどこにも逃げ場所はない。絶望的な状況から、巨大な戦艦で逃げ出した者たちもいる。ただ、世界が終わりを迎えたあと、少人数で生き残ってどうするかまでは描かれていない。
■ストーリー
2009年、トップクラスの科学者チームは、世界が間もなく滅亡の時を迎えるという事実をつかんでいた・・・。そして、2012年までにできるだけ多くの人類を救出するための密かなプロジェクトが世界各国の首脳からの要請で開始された。しかし、人類全てを救うことが不可能なことは明白だった。
売れない作家のジャクソン・カーティスは2人の子供とイエローストーン国立公園に旅行中、厳重に警備された区域に足を踏み入れ、政府が隠蔽している「世界が滅亡に向かっている」という秘密を知ってしまう。ジャクソンは、家族を守るために必死に生き残る術を模索しはじめるが、大地震、火山の噴火、津波など次々と恐ろしい天災が襲ってくる・・・。
■感想
2012年に世界が滅亡する。それに先立ち2009年時点で、ある科学者は世界が滅亡する兆候をつかんでいた。2012年までにできるだけ多くの人類を救出するという極秘プロジェクトが開始され、お決まりどおり権力者のみが恩恵をうける。まず世界の滅亡の描写がすさまじい。
最初に発生するのは巨大な地割れだ。アメリカの都市部では地割れにより都市もろとも海に沈んでしまう。逃げ惑う人々をあざ笑うかのように、巨大な地割れが全てを飲み込んでしまう。こうなると、人類のテクノロジーなどすべて無意味だと思えてくる。
次にやってくるのは国立公園の火山の噴火だ。まさに世界の終わりを飾るにふさわしい圧倒的なスケールの噴火だ。当然ながら生き物はすべて死滅してしまう。そして、最終的には巨大な津波によりすべてが飲み込まれてしまう。
この巨大な津波は8千メートル級の山の山頂に居たとしても波がやってくるというとてつもないものだ。この状態だと人間は死滅するしかない。ただ、権力者たちは、ひそかに巨大な戦艦を作り、それに乗ることで世界の滅亡から逃れようとする。
巨大な戦艦へ乗るために人々が殺到する。まさに現代のノアの箱舟といった感じなのだろう。巨大な船は潜水艦のようなものなので、津波でも問題はない。ただ、一連の災害がおさまったあと、戦艦に乗り生き残った人たちだけで人類を復興できるのか。
なんだかこの2012年に世界が滅亡することに対して、希望は何もないよに思えてしまう。自分ならば、ごく少数の人たちだけで生き残ってもしょうがないと思ってしまう。終末思想を映画化したら、本作のような感じになるのかもしれないが…。
地球滅亡の映像はすさまじい迫力だ。
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