傭兵奪還


 2018.2.12      傭兵の暴走が周りを震撼させる 【傭兵奪還】

                     
傭兵奪還
評価:2.5

■ヒトコト感想
傭兵が戦場で娘の死を知り国へ戻ることになる。タイトルの傭兵奪還は、傭兵の父親が娘を奪還するという意味だ。なんだかぱっと見では意味がわからない。娘の死を知り死体と対面した傭兵は、娘だとされる遺体が別人だと気づく。そこで娘の死に疑問をもち、娘が勤務していた企業に話を聞きに行くことに…。

傭兵だけに見た目がごつい。そんなごついオヤジが突然企業のビルにやってくる。警備員を呼ばれたとしても傭兵の格闘術であっという間に倒してしまう。傭兵の暴走が周りを震撼させる。そんな暴走の甲斐があり、娘の行方を知ることができる。傭兵らしさはただ肉体派というだけで、そこらのアクション映画とあまり変わり映えはしない。

■ストーリー
最愛の娘を事件に巻き込んだ巨大な犯罪組織に対し、なりふり構わない型破りな行動で立ち向かう傭兵(ようへい)の活躍を描くアクション。娘だとされる遺体に疑問を抱いた父親が娘の奪還に挑む中で、事件の裏に潜む巨大企業の存在と社長の裏の顔を探っていく。

■感想
傭兵が娘のために国に帰ろうとするが、軍隊のボスはそれを許さない。冒頭から傭兵の困難な状況が描かれている。戦場で娘の死を知らされるのは衝撃的だ。手塩に育てた娘が殺される。そのショックを引きづりながら、国へと戻る。

そこで見た娘の死体がまったくの別人だと知ると、傭兵はがぜんはりきりだす。娘がどこかで生きている可能性を頼りにアグレッシブに動き出す。傭兵は見た目がいかついため、都会の風景には似合わない。ごつい男が突然高層ビルにやってきて、社長に直談判するのはやりすぎだろう。

娘が務めていた企業に押しかけるのはやりすぎだ。当然ながら警備員たちがやってくる。それでも傭兵は暴力ですべてを解決してしまう。調べていくにつれて娘が何をやっていたのかがわかる。明るく清純なはずの娘が実は…。死んだと思われた娘が実は…。

父親からすると、結構ショッキングな展開が続くかもしれない。傭兵が娘の行方を探るために、娘の知り合いとおぼしき人物たちを片っ端から脅してまわるのは、もはや異常としか言いようがない。作中では悪役である企業の社長の方がよっぽど常識人に見えてしまう。

タイトルから想像するよりも、都会を舞台にしたアクションだ。傭兵としての特別感はない。ただ、暴力オヤジが激しく暴れまわる作品となっている。強烈なインパクトはない。ごく普通のアクション映画と言っても過言ではない。

傭兵らしさは、その見た目でしかない。なりふり構わない、型破りな行動をとる傭兵が強烈に活躍するアクションだ。結果的には傭兵の行動が娘を助けることになるのだが、ただの勘違いだとしたら、まさにただの異常者でしかない。

この傭兵のキャラは強烈だ。



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