WOOD JOB! 神去なあなあ日常


 2016.6.10      超個性的な山の男 【WOOD JOB! 神去なあなあ日常】

                     
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■ヒトコト感想
大学受験に失敗した男が、パンフレットの美女に惹かれ林業に挑戦するという物語。林業の過酷さと、田舎暮らしの特殊さ。そして、田舎独特の風習など、知らない世界を知ることができる面白さはある。主人公の勇気がすぐに弱音を吐いたり、軽い感じなのは最初だけ。先輩のヨキに鍛えられるとすぐにキリリとした表情となる。

野性的なヨキの個性がすさまじい。荒くれ者だが、林業に誇りをもつ男。印象的なのは、とんでもない田舎でありながらそこでコミュニティが形成され、よそ者がなかなか入り込めないということだ。林業の研修が終わればすぐに帰ってしまう。村に永住するなんてことはないと思われてしまう。それは当然のことだろう。

■ストーリー

毎日お気楽に過ごしていた、チャランポランな男子・勇気(染谷将太)は、大学受験に失敗、彼女にもフラれ、散々な状態で高校の卒業式を迎える。そんな時、ふと目にしたパンフレットの表紙でほほ笑む美女につられ、街から逃げ出すように1年間の林業研修プログラムに参加することに。

ローカル線を乗り継ぎ降り立ったのは、ケータイの電波も届かぬ“超"が付くほどの田舎神去(かむさり)村。鹿やら蛇やら虫だらけの山、同じ人間とは思えないほど凶暴で野生的な先輩・ヨキ(伊藤英明)、命がいくつあっても足りない過酷な林業の現場…。

■感想
チャランポランな男・勇気が林業を通してたくましく成長していく物語だ。ただ木を切るといっても常に危険と隣り合わせの職業だ。一般人がイメージするよりも危険で苛酷なのだろう。そのあたり、先輩ヨキの指導により的確に表現されている。

まずこのヨキがすばらしく個性的で面白い。ヨキがいなければ本作は成立しないだろう。妻帯者で、奥さんが子供を作ろうと必死になる。ヨキは奥さんを愛していながら女性関係にはだらしない。粗暴で力強く、いかにも山の男という風貌をしているのが最高だ。

田舎ならではの風習や、都会人からすると非常識な場面も多々ある。簡単に都会にでることができない状況はある意味、軟禁と同じだろう。最初は林業から逃げ出したかった勇気は、林業に魅せられていく。林業に携わる男たちの激しさ。

女たちの跡継ぎに対する熱心さ。老人たちの特殊さ。そして、排他的な風習に、変わった祭り。ステレオタイプな田舎という感じなのは間違いない。勇気の友達がやってきて、林業をバカにするような言動をするのも理解できるし、それに怒る勇気の気持ちも理解できる。

ラストでは村に古くから伝わる祭りが始まる。この場面で巨大な木を切るシーンがあるのだが、これは本当の木を切っているのだろうか?かなりの大木でちょっとしたご神木ではないのか?と思えてしまう。祭りの内容はどこかでありそうな男と女のシンボルをかたどったような物が合体するという、ありがちなパターンだ。

研修を終えた勇気が、都会の生活を選ぶのかそれとも林業を選ぶのか。林業の楽しさというのも確かに伝わってくるが…。気になる女性がいることが、一番なのだろう。

ヨキの強烈な個性は魅力的だ。



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