2016.2.7 レオンのような雰囲気 【ウェズリー・スナイプス ザ・シューター】
ウェズリー・スナイプス ザ・シューター...
■ヒトコト感想
引退した名狙撃手をウェズリー・スナイプスが演じる。眉間にしわをよせた表情でテロリストを狙撃する。任務を実行した後の逃走で戸惑い、警察に追われることになる。男が隠れ家として用意された場所へ逃げ込むと、となりの部屋の少女に怪しまれることになる。そこから元狙撃手と少女の奇妙な共同戦線がスタートする。
物語の面白さは、強面のウェズリースナイプスに対して、少女が躊躇することなく近づいていくことだ。警察組織から追われた男と少女の交流。少女が家族とうまくいっていない状況が、物語を不思議な流れへと導いている。テロリストを始末したことで、多方面から狙われる男。少女が絡むことで、まるでレオンのような雰囲気をだしている。
■ストーリー
引退した名狙撃手の元に「殺しの依頼」が入る。それは、かつて取り逃したテロリストを一撃で仕留めること。危険にさらされながらも無事仕事を終えたはずだったが…。裏切りと陰謀。次第に逃れられない局面に引きずり込まれていく。絶体絶命の危機を逃れるため、ヤツは再び銃を握る。乱れ飛ぶ弾丸。怒涛の銃撃戦。
■感想
引退した元狙撃手が、テロリストを一撃で仕留める任務を受ける。そこで危険な状況でありながら、見事、テロリストを仕留めたが、逃げ出すことに失敗し警察に追われることになる。警察に囲まれた中で、隠れ家になんとか逃げ込むことができた。が、そこで隣の部屋に住む少女に姿を見られてしまう。
そこから始まる元狙撃手と少女の交流というのが秀逸だ。血まみれでボロボロに傷ついた男を見つける少女。普通ならば逃げ出すはずが、興味をもち近づいていく。この流れがまるでレオンのようだ。
任務には成功したが、追われる身となった男は、指令を受けた側へ連絡をとる。そこから男を追いかける警察たちの勢いはヒートアップしていく。四方を警察に囲まれた状態で、逃げ切ることが難しいとわかると、男はアジトに潜むことになる。
その場所が警察に知られ、部屋に乗り込まれると…。少女と男の巧みな連係により警察の手から逃れることができる。警察側も警視が殺されたと知ると、さらに勢いを増してくる。となると、男がどのようにして逃げ切るのかがポイントとなる。
逃げ出すために、男は少女と協力する。偽のパスポートを依頼した先で、警察が待ち伏せしている。そこで少女は男のために警察が待ち伏せしていないか偵察をする。男と少女の関係が絶妙だ。少女はなぜか男へ執拗に近づいていく。
男は迷惑がりながらも、少女が家族とうまくいっていないと知ると、男は心を開き少女の願いを聞き入れようとする。強烈なインパクトがあるのは、間違いなく少女と男の交流だ。可愛らしい少女が屈強な黒人と共に行動する。レオンよりもさらに異質だ。
ウェズリー・スナイプスの表情が秀逸だ。
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