2017.4.4 モチベーションアップに最適 【ひとりビジネスの教科書 自宅起業のススメ】
ひとりビジネスの教科書 [ 佐藤伝 ]
評価:3
■ヒトコト感想
サラリーマンとしてひとつの収入源では厳しいのはわかっている。別の収入源を作ろうと過去に頑張ったこともあった。本作では基本的にサラリーマンに、会社の給料以外の収入源を作ることを進めている。確かに起業するからと、すぐに会社を辞めるのは無謀でしかない。作者の言うとおり、会社勤めをしながら自宅で副業をやるのが正しいのだろう。
その方法がいろいろと描かれている。内容的にはある程度想定通りのものでしかない。ただ、モチベーションは上がる。自分が今何ができるのか。何を売り物にできるのかを考え直すきっかけになる。さらには自分に足りない物や、他の人を巻き込みながらビジネスを進めていかなければいけないのだということもよくわかった。
■ストーリー
雇われて働く時代は、もう終わった! 会社を辞めなくても、貯金がなくても始められる! サラリーマンでも、専業主婦でも、シニア世代でも始められる!
本書では、そんな自由で自分らしい自宅起業「ひとりビジネス」で、幸せに成功する方法を紹介。「商品」の作り方、「自分ブランド」の構築方法、「インターネット」活用術、「集客」テクニックなど、「ひとりビジネス」の成功に欠かせない8つの分野について、詳しく解説する。
■感想
サラリーマンに副業をもつことを進めている本作。強く主張しているのは、仕事を辞めずに副業で稼げということだ。その稼ぎ方としては、物を売ったりサービスを売ったり、ネットでアフィリエイトで稼いだりと、特別なことが書かれているわけではない。
ただ、自分に何か売れるようなものがあるのか?と普通の人は考えるだろう。作者は例を出しながら、誰にでも人に誇れるモノや、売り物になるモノをもっていると言う。自分に何があるのかを改めて考え直す良いきっかけになったことは間違いない。
「商品」の作り方や自分がどんなサービスを相手に提供できるかや、値付けの話など実際にビジネスを成功させた人を例にだしているので説得力がある。無料で提供することは無謀だとか、多少高くても良いなど、今まであまり意識しない部分が描かれている。
さらには、メールアドレスが重要だとか、攻める媒体としてメルマガが重要だとか、およそ3年近く前の本ではあるが、今でも通じる部分があるだろう。この時点でユーチューバ―のことや動画が重要となることまで言及している。
最も印象的な記述は、アフリカに靴を売るために事前調査に行った調査員の話だ。現地人が誰も靴を履いていないのを見て、ある人は「靴を履く習慣がないから靴は売れない」と思い、ある人は「誰も靴を履いていないから靴が売れまくる」と思う。
人によって悲観的になったり楽観的になったりと変化がある。この事例は非常に心に残っている。物事の捉え方ひとつで随分と気持ちやモチベーションも変わるんだということを想わずにはいられない。
ひとりビジネスには常々チャレンジしているが、どうもうまくいかない。本作を読みモチベーションがアップしたのは確かだ。
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