スティーヴ・オースティン S.W.A.T


 2016.1.24      肉体アクションだがコメディ風でもある 【スティーヴ・オースティン S.W.A.T】

                     


■ヒトコト感想

タイトルに「スティーヴ・オースティン」とついているだけに、主役は誰かわかりきっており、内容も想像できる作品だ。SWATの隊長としてスティーヴ・オースティンが存在し、部下たちと共に暴れまわる。あまりに強引な行動で人質を怪我させ、現場をめちゃくちゃにする。その結果、再訓練を行うことを義務付けられるのだが…。そこで巻き起こるゴタゴタが面白い。

ロシアとイタリアの犯罪組織が偶然そこで取引を行う。そこに出くわしたSWATチームは、犯罪組織と対決することになる。有利な者がコロコロと入れ替わるのが特徴だ。あるときはSWATが場を制圧し、次のタイミングではロシアマフィアが仲間と共に全てを制圧する。かと思うと…。ちょっとコメディ風に思える作品だ。

■ストーリー

ロス市警史上最強にして最凶のS.W.A.T.チームの事件には常に破壊が付きまとい、先の強盗事件でも人質にケガを負わせ現場をめちゃくちゃにしたことから、チームは再訓練を命じられることに。しかし、その再訓練の場所では、2つの犯罪組織が相見えていた─。

■感想
スティーヴ・オースティンがSWATチームのリーダーとして暴れまわる。ポイントはやはりその肉体を活かした激しい戦いだ。敵の肉体派キャラたちと激しい戦いを繰り広げる。敵がなぜか銃を使わずに肉体で向かってくるというのが面白い。

肉体同士の戦いならば、当然、スティーヴ・オースティンが勝つ。だが、その後銃で向かわれると。いったんは有利かと思われたSWATチームも、持っている武器が模擬弾だけと気付かれると、途端にジリ貧となる。有利不利の移り代わりの変化が面白い

犯罪組織同士の対決も面白い。イタリアマフィアとロシアマフィア。それぞれが相手を良くは思っていない。となると、お互いが仲間を呼び集めて、勢力の強さを誇ろうとする。ロシアマフィアが大量の仲間を呼び寄せたため、ジリ貧となったイタリアマフィアだが、気づけばSWATチームとの戦いにより、仲間が死んでいく。

そして、イタリアマフィアの仲間がやってくると、突如として大人しくなるロシアマフィアたち。この目まぐるしく変わる流れは本作の面白さの肝だ。

警察組織から厄介者扱いされているSWATチーム。上司たちとの軋轢の中で、他のFBI捜査官たちの邪魔を気付かないうちにやっていたという流れとなる。物語の鍵となる犯罪組織のある人物が、実はFBIの先入捜査官だった。

あっさりとイタリアマフィアに殺されたはずが、あれはすべて芝居だった。なんだか、とってつけたような流れだ。さすがにそれはないだろう。都合がよすぎないか?というのがある。このラストの流れから、気づいたらラストはハッピーエンドのようになっているのがすごい。

スティーヴ・オースティンの力強い肉体がポイントだ。



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