ピクセル


 2018.1.18      80年代ゲーム好きにはたまらない 【ピクセル】

                     
ピクセル [ ケヴィン・ジェームズ ]
評価:3

■ヒトコト感想
宇宙からゲームのキャラクターを模した宇宙人たちが襲いかかってくる。登場してくるゲームはパックマンやギャラガ、インベーダにドンキーコングまで、ハリウッド映画だが、日本人になじみのあるゲームキャラクターたちばかりだ。80年代ゲーム好きにはたまらないだろう。今の最新CGを使ったゲームではなく、昔ながらのドット絵のキャラクターが現実の世界にやってくる。

四角いピクセルがいくつも重なりキャラクターと化している。それらに対抗するのは、地球のゲームオタクたちだ。82年のビデオゲームでチャンピオンとなった大人たちが、世界を救うためにゲームキャラと戦う。非常にバカっぽくて良い。ピクセルのゲームキャラたちの動きも秀逸だ。

■ストーリー
1982年、NASAが宇宙に向けて「友好」のメッセージを発信した。2015年、しかし、そのメッセージは大きな誤解を招き、我々人類に襲い掛かる。"ヤツら"はゲームキャラに姿を変え、地球を侵略し始めたのだ! グアムの空軍基地を襲う「ギャラガ」インドのタージ・マハルを崩す「アルカノイド」ロンドンの空を覆いつくす「センチピード」NYの街を食べ尽くす「パックマン」。

ワシントンDCに現れた巨大母船からは、「スペースインベーダー」をはじめとする大量のゲームキャラが…さらには「ドンキーコング」まで!?全てをピクセル化させる攻撃を受け、ピコピコ崩壊する世界…。この最大の危機を乗り越える為の秘策は、1982年当時のビデオゲームのチャンピオン達を集め、"ヤツら"に対抗することだった。

見た目は残念な元オタク達を"アーケーダーズ"として組織し、米国陸軍中佐の指揮の下、ゲームキャラに戦いに挑むのだが…! ゲームオタク vs 80年代ゲームキャラ、今「決戦」がスタートする!

■感想
80年代のゲームキャラクターたちが地球に襲いかかる。ギャラガの敵キャラやパックマン、果てはドンキーコングまで。地球を侵略しようとする宇宙人たちがゲームキャラを使って地球を攻撃してきた。

地球の危機を救うのは、アメリカ軍やロシア軍でもなく、古き良きアーケードゲーム好きのゲームオタクなオヤジたちだ。でてくるゲームキャラたちは、日本人には非常になじみのあるキャラばかりだ。特に80年代のゲーム好き、ファミコン世代にとっては、よだれがでるほど懐かしいキャラばかりだ。

パックマンが地球を侵略する側となり、ゲームオタクたちは車に乗ってパックマンをやっつけようとする。ゲームの世界とは正反対の状況だ。NY中を動き回るパックマンをいかにして捕まえるか。激しいカーチェイスを繰り返しパックマンを追い詰めようとする。

しかし、そのタイミングでパックマンはクッキーを食べて敵キャラを食べることができる。となると、今度は地球人たちの乗る車がパックマンから逃げる番だ。ピクセルの塊の巨大なパックマンが襲いかかってくる映像は強烈だ。

80年代のゲームオタクたちが、最後はドンキーコングで宇宙人と対決する。オタクたちは当然マリオとなり、ドンキーコングが投げつける樽を避けながらピーチ姫を助けなければならない。基本的には全編ギャグ満載だ。ゲームオタクオヤジたちの個性も際立っている。

なぜかオタクたちと知り合いのアメリカ大統領も、頼りないキャラで良い。あの可愛らしいパックマンが敵キャラになるなど、面白ポイントにあふれている。80年代ゲーム好きには、内容はともかく目が離せないことは間違いない。

自分はちょっとかすっている程度だが、ゲームキャラ総登場の場面は十分楽しめた。



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