パーカー


 2016.1.31      凄腕強盗の復讐劇 【パーカー】

                     
PARKER/パーカー 【DVD】

■ヒトコト感想
ジェイソン・ステイサムがいつものように、暴力的だがやりきる男パーカーを演じている。大金強奪をくわだてた急造チームに参加するパーカー。見事強奪に成功するが裏切られ瀕死の重傷をおう。そしてパーカーは復讐の鬼となる。奪われた金を取り戻すことと復讐をとげること。相手がどれだけやばい組織であってもパーカーは気にせずただやることをやるだけ。

いつものごとく、どれだけ危険な状況におちいろうとも、抜け出してしまうパーカー。ジェイソン・ステイサムが主演する作品はパターンが決まっている。が、安定した面白さと、必ず最後に勝つという爽快感がある。本作でも、ギャングのボスに対して最後に引導を渡しているのが良い。

■ストーリー

犯行の為だけに集められた4人と組み、大金が集まるステート・フェアを襲撃したパーカー(J・ステイサム)。見事強奪に成功するも、4人組はパーカーに瀕死の重傷を負わせ分け前を奪って逃走。なんとか一命を取り留め報復計画を企てたパーカーは、4人組の追跡中に出会ったレスリー(J・ロペス)を巻き込み、壮絶な復讐劇を開始する。しかし、その背後には、彼の命を狙う最凶の刺客が息を潜めていた。

■感想
凄腕の強盗であるパーカー。そこには余計な被害を与えないというポリシーの元で、確実に仕事をこなす男。ある強盗を実行するためにだけ集められた強盗団として仕事をし、見事強盗を成功させるパーカー。そこから帰りの車の中で仲間割れが起こり、金を奪われ重傷を負うパーカー。

ここからパーカーの復讐劇が始まる。いつものごとく、ジェイソン・ステイサムは屈強な男を見事演じきっている。キャラに変化がないといえばそれまでだが、安定した面白さとイメージを崩さないしっかりとした演技力がある。

パーカーは復讐をするために、別人になりすまし街へ忍び込む。すべてにおいて手際が良い。何をするにもしっかりと準備をし、正体がばれないよう細心の注意をはらう。追跡中に出会ったレスリーを仲間に引き入れ、とうとう復讐をやりとげるのだが…。

敵の組織もそれなりに巨大でパーカーが生きていると知ると、殺そうとやっきになる。定番として、パーカー自身は凄腕だとしても、周りが巻き添えを食う場合がある。本作も、その危険性を察知し、すべてにおいて的確な指示を送るパーカーがいる。

凄腕の殺し屋との対決は手に汗握る。たとえボロボロになったとしても、ちょっと休むとすぐに次の行動へとうつる。パーカーは強烈な胆力の持ち主だ。パーカーが最後に復讐をとげたとしても、敵の組織は存在するため、狙われる危険性がある。

パーカーはどうするのかというと…。巨大組織のボスを一気に倒してしまう。まさかそこまで、と思うようなことをやり遂げてしまうパーカー。この爽快感が良い。ワンパターンかもしれないが、ジェイソン・ステイサムの圧倒的な暴力を見るのが爽快でたまらない。

ジェイソン・ステイサムは、もはや他の役はできないのだろう。



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