モール・コップ


 2015.11.3      セグウェイに乗る動けるデブ 【モール・コップ】

                     


■ヒトコト感想

ショッピングモールの警備担当が主人公の本作。警備員のポールがセグウェイに乗りモール内を警備する。太った体型と何をやってもうまくいかない雰囲気がコミカルに描かれている。モール内で思いを寄せる女性がおり、その人の前で良いところを見せようとするがうまくいかない。娘と母親は、離婚し独り身となったポールに恋人を作ろうと婚活サイトに登録したりもする。

動けるデブというか、デブが素早く動くとそれだけで面白くなる。デブの習性として大食いということはきっちりと表現され、さらにはダイエットしようと考えておきながら、デカいパイを食べたりもする。モールに強盗が入ると、何も知らないポールがなぜか大活躍する。定番的な流れだが面白い。

■ストーリー

ポール・ブラートは警察官になることを夢見るショッピングモールの警備担当者。彼の仕事ぶりは真面目なのだが、的外れなことばかり。だが、ある日ショッピングモールに強盗が!果たしてポールはショッピングモールを守れるのか

■感想
仕事はまじめだが、周りからちょっとバカにされる太った警備員のポール。ショッピングモールの警備員であり、常にセグウェイに乗りながらモール内を警備する。太った警備員がセグウェイに乗る姿がなんともコミカルで面白い。DVDのパッケージのようなアクション全開の場面はない。

モールを警備するといっても細かなモメごとや、走り回る子供たちを注意するくらいしか仕事がない。家族たちからも心配されるポール。なんとも愛らしくコミカルだが、確かにポールのような同僚がいたら、ちょっとイラっとくるかもしれない。

離婚し独身のポール。モール内で心惹かれる女性がいるのだが、高根の花と諦めかけている。ポールの片思いは、お決まりどおり強力なライバルがおり、うまくいかない。女性にちょっと思わせぶりな態度をとられると、とたんに舞い上がるポール。変なプライドがあり、自分を格好よく見せようとする。

酒は飲めないのに、飲めるフリをする。いいかっこしいで、デブでどうしようもないのだが、その行動のひとつひとつがなぜか憎めない。愛すべきダメなデブとでも言うのだろうか。同僚と大食い競争に真剣になるなど、面白場面は多々ある。

モールに強盗が入り込む。客観的に見ると、モールのような場所に人質をとり立てこもるなんてのは、非効率のように思えるが…。物語は、偶然モール内に取り残されたポールがひとりで強盗団たちと激しい戦いを繰り広げるという流れだ。

お決まり通りのパターンだが、ここへきて急にポールが軽やかに動きだし、動ける正義のデブという感じで、強盗たちを次々と倒していく。ついには強盗団のリーダーと一対一の対決となるのだが…。まぁ、流れとしての面白さはそれなりにあるのだが…。

ポールの動けるデブ感が面白い。



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