メグ・ライアンの男と女の取扱説明書


 2017.4.18      女の方が何枚もうわて 【メグ・ライアンの男と女の取扱説明書】

                     
DVD▼メグ・ライアンの男と女の取扱説明書
評価:2.5

■ヒトコト感想
低予算映画だ。別荘の中で繰り広げられる男女の駆け引き。メグライアンが敏腕弁護士のルイーズを演じ、若い女と不倫している夫の気持ちを振り向かせようとする。ルイーズの執念がすさまじい。すでに気持ちが離れている夫を意地でも引き戻そうとする。あげくのはてには、テープでぐるぐる巻きにして動けないようにしてしまう。

男からすると、そんなことをやられてもルイーズへ気持ちが傾くはずもなく…。物語は別荘に強盗が入り、ルイーズもテープでぐるぐる巻きにされることから変化が起きる。一度気持ちの離れた男を取り戻すにはどうすればよいのか。本作が参考になるとは思えないが、この手の手段しか方法はないのだろう。

■ストーリー
「男はどうして浮気をするのか、そしてその心を取り戻すには?」という永遠のテーマに悩む女性を、メグ・ライアンがキュートに演じたラブコメディ。敏腕弁護士のルイーズは、休暇で訪れた別荘で、夫から離婚を切り出される。さらに愛人も現れ…。

■感想
ルイーズが早目に別荘へやってくるとそこに夫がいた。サプライズかと思いきや、夫は若い愛人とパリへ出発する予定だった。気持ちの離れた夫を取り戻すため、ルイーズは夫をテープでぐるぐる巻きにし動けなくする。そんなことをすれば逆効果であることは明白だ。

男はひたすらルイーズを罵倒し続け訴えると言う。ルイーズが思い出の写真を見せながら、夫の気持ちを取り戻そうとするのだが…。男は意固地となり、決してルイーズの思うとおりにはならない。

ルイーズの強行手段は強烈だ。一度、回心したフリをした夫が逃げ出した時、植木鉢をぶつけ、また監禁してしまう。強烈すぎる鬼嫁だ。その後、ルイーズが買い物にでている間に強盗が別荘に押し入る。そして帰ってきたルイーズともども監禁されることに…。

ここで愛人も別荘にやってきて3人とも強盗に監禁されてしまう。命の危険を感じると、そこで心境に変化がおとずれる。若い愛人よりもルイーズの方が良いという思いが強くなり、そのままルイーズと寄りを戻すことになる。

この手のパターンでは、強盗はルイーズが用意したもので、夫の気持ちを取り戻すための演出かと思った。が、そのようなネタ晴らし的なことは一切なく、警察がやってきて事情聴取を始める。そして、そのまま元の鞘におさまった二人はハッピーエンドを迎え、仲睦まじく町を歩く。

そこで初めて、ルイーズが仕組んだと思われる映像が登場してくる。このシーンがルイーズの悪女具合を表現している。対して夫の方は、ほとんど何も感じることなく、ルイーズの策略にまんまとはまっている。

男よりも女の方が何枚も上手ということだ。



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