2015.5.13 ジャッキーのユーモラスな動き 【メダリオン】
■ヒトコト感想
香港の警察官エディ役をジャッキー・チェンが演じる。生死をつかさどる不思議なメダルの謎を解き明かすために、メダルの鍵を握る少年を守るエディ。ジャッキーが相変わらずすばらしいアクションを展開している。物語がシリアスではなく、コメディが含まれているために、ジャッキーのユーモラスな動きが活かされている。
メダリオンを手に入れると不死となる。少年を助けるために、ひょんなことから不死の体を手に入れたエディの戸惑いは面白い。そして、エディとコンビを組むインターポールの刑事も、同じく良い味をだしている。ジャッキーらしいアクションの数々と、不死の体を手に入れたエディの強烈な身体能力を楽しむべき作品だろう。
■ストーリー
生死を司る不思議なメダルを巡り、犯罪組織の首領スネークヘッドと、香港警察の刑事エディが対決。メダルの鍵を握る少年を守ろうとしたエディは命を落としてしまう。しかし、メダルの不思議な力で不死の人間となってエディはよみがえる。
■感想
メダリオンを手に入れると、そこから不死の肉体を手にすることになる。その原理がイマイチよくわからないが、物語はまずエディが、カギを握る少年を守ろうとすることから始まる。少年の純真無垢な瞳がまぶしい。そして、少年を助けるために犠牲となったエディがメダリオンの力でよみがえる。
不死の力を手に入れたエディではあるが、痛みは感じるようだ。体にナイフが刺さっても、銃で撃たれようとも体から奇妙な光があふれだし血が一滴もでない。ファンタジーあふれる展開であることは間違いない。
メダリオンの力を手に入れたエディは、人間離れした身体能力を持つ。目にもとまらぬ早さで走り、ジャンプ力は楽に建物の屋根を超える。そんな力を持ったエディではあるが、なぜかうまく少年を守ることができない。最終的には、敵のボスもメダリオンの力を手に入れて、不死同士の戦いとなる。
わかりやすく、人外の能力を持った者たちの戦いとなる。そして、結果としてはメダリオンにはもう一つ隠された力があるというオチで、敵を倒すこととなる。まぁ、勧善懲悪モノとしてわかりやすい展開ではある。
強力な力を手に入れたエディとインターポールの刑事のコンビは、どの段階でも面白い。エディが不死となったとしても、そのコンビの面白さは変わらない。特に刑事という身分を隠し、書士として家族に説明していたはずが、実は奥さんが凄腕のエージェントだったというのが笑えてしまう。
エディもそうだが、バリバリに有能な刑事というわけではなく、どこかまぬけな部分が親しみやすさを感じ、楽しくなるのだろう。完璧な刑事が不死の力を手に入れたところで、何も面白くないのは確かだ。
メダリオンというタイトルどおり、どこかファンタジーな雰囲気は強い。
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